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ゲームでの生成AI利用めぐる米俳優組合のストライキ、業界との合意を経て一時停止へ

「俳優のAI二次使用」が問題となっていましたが、ゲーム業界とは無事解決の目途が立ったようです。

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ゲームでの生成AI利用めぐる米俳優組合のストライキ、業界との合意を経て一時停止へ
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2025年6月11日、SAG-AFTRA(映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟)はゲーム会社に対する組合参加者のストライキを2025年6月11日正午 (太平洋標準時)より一時停止することを発表しました。

「AIの二次使用などに対する公正な報酬」などが争点だった



SAG-AFTRAは所属している俳優に対して「AIの二次使用などに対する公正な報酬が支払われていない」として、アクティビジョン、エレクトロニック・アーツ、WB Gamesなど多くの企業を相手取り、2024年7月よりストライキを行っていました。



このストライキにより、『コール オブ デューティ:ブラックオプス6』の一部声優が変更になるなど、ゲーム業界への影響も実際に出ていました。

約1年にわたるストライキを経て、懸念事項であった「生成AIの二次使用」などの状況含め、ゲーム業界とはようやく同意に至ったようで、6月11日の声明では「SAG-AFTRAの全会員は、制作活動に復帰するよう指示されています」と同団体に所属する俳優・声優陣がゲーム業界への仕事に復帰できることが明記されています。長期間にわたったこのストライキを巡っては多くのゲームへの影響が起こっていました。

海外メディアPCGamerの記事には、ゲーム業界ロビイング団体であるLOT SIXTEENの執行役員であるオードリー・クーリング氏によるコメントが掲載されており、「SAG-AFTRAが代表するビデオゲーム業界のパフォーマーたちの重要な貢献を反映した暫定契約合意に至ったことを嬉しく思います。この合意は、組合との30年にわたる良好なパートナーシップの上に築かれたものです」と述べました。

SAG-AFTRAは2025年6月12日に臨時総会を開催し、暫定合意案を検討・承認に至る見通しとなっています。合意内容の詳細はその際に明らかになるものと思われます。

《ずんこ。@Game*Spark》

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