
MUTANは、ブラウニーズの株式を取得する株式譲渡契約を締結、同社を子会社化したと発表しました。
MUTANは、コンシューマーゲームの開発と3DCG制作を主業務とするゲーム会社で、オリジナルゲームの開発にも力を入れています。ブラウニーズは2012年の設立以来、独自のビジュアルと世界観を持つゲームを開発してきた企業で、今回の株式取得は、両社の理念や将来ビジョンが一致したことによる前向きな合意に基づいて行われ、MUTANとブラウニーズの技術力の融合によりゲーム業界での競争力を強化、新たな価値創出に向けて共に歩んでいくとのことです。
以下、プレスリリースより引用。
MUTAN、ブラウニーズを子会社化―前向きな事業承継による新体制にて始動
■株式取得の背景
ブラウニーズは、2012年の立ち上げ以来ゲーム業界において確かな信頼と実績を築いてこられた企業です。地域社会や顧客に根差したその経営姿勢と高い専門性に、当社は深い共感と尊敬の念を抱いております。
今回の株式取得は、ブラウニーズ亀岡氏が後継者問題に真摯に向き合うなかで、MUTANとの理念的な親和性や事業の将来性を見据えたうえで合意に至ったものであり、ブラウニーズと、ブラウニーズが生み出す作品の価値を次世代につなぎ、さらなる成長を共に歩んでいくための前向きな決断です。
■今後の展望
今後は、MUTANとブラウニーズの技術力を積極的に融合させ、ゲーム業界における競争力の強化に取り組んでまいります。
本株式取得を契機として、すでに以下のようなプロジェクトに着手しています。
【新作ゲームの一部キャラクターデザイン】
2025年7月3日に発売予定のオリジナル推理ADV『ソフィアは嘘と引き換えに』において、案内役キャラクター・リンジーのデザインを清原紘氏監修のもと、ブラウニーズが担当。案内役キャラクター・リンジー 本タイトルは、5月31日までの期間限定で世界最早の試遊体験などを提供するクラウドファンディングを実施中です。この機会にぜひご支援をよろしくお願いいたします。
【VTuberキャラクターデザイン】
広報VTuber・アリステティアのユニット化に向け、追加キャラクター2体のデザインを担当。ビジュアルは既に完成しており、MUTANによるモデリングを経て今夏のデビューを目指しています。■両社コメント
MUTAN 代表取締役 兼 ブラウニーズ 代表取締役 渡邊弘之
家庭用ゲーム黎明期、数々の名作を生み出してきた諸先輩方に憧れゲームクリエイターになりました。
そんな憧れクリエイターの一人であるブラウニーズ亀岡さんと津田さん、そして脈々と受け継がれるブラウニーズ流のクリエイティビティを持つブラウニーズのクリエイター達。MUTANとしては大変心強い仲間ができたなという想いですが、ブラウニーズから見てもそう思ってもらえるようしっかりと文化とクリエイティブのすり合わせをしていきたいと思います。
亀岡会長フェローが積み上げてきたものをベースに、フェローもびっくりするくらいの開発会社にしてやろう!という意気込みでございます。しっかりと皆さん(ユーザーやゲーム業界内)の期待に応えられるよう頑張っていこうと思います。
ブラウニーズ 取締役会長 フェロー 亀岡慎一
ファミコンが出た頃に第一線で活躍していた人たちがそろそろ定年を迎えはじめたというまだまだ歴史の浅いゲーム業界。
ご多分に漏れず自分もそれなりの年齢になって来たので会社の行く末をちゃんと考えなくてはいけないなと考え始めた時、何かあれば(無くても)ちょくちょく相談に来ていたかつての部下、MUTAN渡邊社長にブラウニーズの操舵手を任せることに致しました。
結構面倒臭い性格の自分とこれだけ付き合いが続いてるという事は、こうゆう形に行き着く事は実は決まっていた事だったのかとも思えます。
今回のタッグで再び開発に専念してもうひと暴れさせてもらえる環境を用意してくれた渡邊社長に今は感謝の気持ちです。
今後のMUTAN、ブラウニーズの動向を楽しみにしていて下さい。
■MUTANについて
「画面の中に見たあの日の夢と感動」を世界のどこかの誰かに届けるべく、2007年に設立した、コンシューマーゲームの開発と3DCG制作を主業務とするゲーム会社です。特にハイエンドなCGを得意とし、メインキャラクターのモデリングや背景、エフェクトの制作で様々な案件に携わっています。『グーニャモンスター』『ソフィアは嘘と引き換えに』をはじめとするオリジナルゲームの開発にも力を入れており、デベロッパーとパブリッシャー、二つの面を持ち合わせていることが強みの会社です。
公式サイト:https://mutan.co.jp/
■ブラウニーズについて
2012年に「オリジナルのタイトルを作る」をコンセプトに設立されたゲーム会社です。絵本のような温かみのあるビジュアルと独自の世界観を活かしたゲーム開発を得意としており、代表作には『エグリア』シリーズや『ドラえもん のび太の牧場物語』など、高いアートディレクションとデザイン性を誇るタイトルを手掛けています。