
ソフトバンクグループは、TRPGにおける不足した参加者を補完するためのAIサービスの特許を出願しました。会話のログを解析し、ユーザーの感情を推定、調整したリアクションを生成してゲームの進行を援助するAIと説明しています。
TRPGの参加者不足をAIで解決?会話ログを解析しリアクションを生成
AIサービスについて、公開特許公報では「キャラクターの特徴を学習する手段と、 他のプレイヤーの会話ログを解析する手段と、 適切なリアクションを生成する手段とを含むシステム」と記載されています。
また、機械学習アルゴリズムを用いたキャラクターの行動パターンの抽出と、自然言語処理技術を用いたキャラクターの反応の予測が特徴です。
このAIは、プレイヤーがキャラクターとして行動したログデータや会話ログを解析し、行動パターンの抽出や反応の予測を実施。学習した特徴と解析結果に基づき、適切な行動や発言を生成して、ゲームの進行に貢献するとのことです。ユーザーの感情を認識する感情エンジンも組み合わせており、感情の推定結果に基づいたリアクションの調整も実施します。
今回の不足したプレイヤーを補うために活用された、AI技術特許の出願。『マインクラフト』では口頭で指示できるAIコンパニオン「MinePal」が制作されたほか、マイクロソフトはゲームに対する質問に答えるAI「Copilot for Gaming」を開発中と2025年3月に発表しています。
日々目覚ましい発展を遂げているAIが、フレンドのような身近な存在としてゲーマーと遊ぶ未来もそう遠くないのかもしれません。