ソニーグループは、2023年度連結業績概要において、PlayStation 5の現状と今後の展望に関する見通しを明らかにしました。
PS5は2023年度通期で2,080万台を販売し、累計販売台数が5,920万台となりました。発売からの同期間における前世代機PS4の累計販売台数6,000万台とほぼ同じ水準です。
2020年11月にリリースされたPS5はコンソール機のサイクルとしては後半を迎えており、新規販売台数は徐々に減少していくと分析。今年度の販売台数は1,800万台程度を見込んでいます。
PS5ではPS4を経て獲得したコンソールの世代を超えたユーザーコミュニティを拡大し、今後もインストールベースの拡大やファーストパーティーソフトウェアのリリースでアクティブユーザーを拡大することで、収益は今後も着実に伸ばしていけるとしました。
そのファーストパーティーソフトウェアに関してキーワードとしているのが「ライブサービスゲーム」。2022年に買収したアメリカのゲームスタジオ・Bungieから発売予定の拡張コンテンツ『Destiny 2 : The Final Shape』や、2023年に買収したFirewalk Studiosから発売予定の 『Concord』などのライブサービスゲームに期待している、としています。
また、2月8日にリリースしたライブサービス型協力アクションシューター『HELLDIVERS 2』にも触れ、5月初旬までの12週間で1,200万本の大ヒットを記録したと言及。本作と同じようにPS5 / PC向けタイトルとして2022年にリリースした『God of War Ragnarok』の発売後同期間における記録を上回ったとのことです。
