「未完成という証拠にはならない」―コンソール版『Starfield』30fps制限への批判に『GoW ラグナロク』開発者が反論 | GameBusiness.jp

「未完成という証拠にはならない」―コンソール版『Starfield』30fps制限への批判に『GoW ラグナロク』開発者が反論

不安になるユーザー目線の意見、事情が察せる開発者目線の意見、どちらも理解できますね。

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「未完成という証拠にはならない」―コンソール版『Starfield』30fps制限への批判に『GoW ラグナロク』開発者が反論
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機種に関わらずコンソール版は30FPS固定ということが判明し様々な反響を呼ぶ『Starfield』のパフォーマンスですが、30FPSであることの批判に対し別のゲーム開発者から反論が出ています。

30fps固定は「未完成の証拠ではない」

この話題は、30fps固定という話題を受けたYouTuberのDreamcastGuy氏が、本作を「未完成」とコメントしたことに端を発します。

これに対し『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』でシニアスタッフ環境アーティストを務めたダニー・カルローネ氏は「未完成のゲームであることを示す証拠ではない」と反論しました

『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』

同氏によると、あくまでフレーム固定にすることは「選択のひとつ」であり、この規模のものを60FPSで動かすとビジュアルの忠実度に大きな打撃を与えるといいます。同氏の推測では、シームレスなルックの実現とポップイン(オブジェクトやテクスチャのロード時、スムーズではなく突然画面に表示されるような状態)の少なさを追求したいのではないかと話しています。

一方で、この選択に対しユーザーが批判し嫌う権利はあると述べており、あくまで「未完成」とはイコールではないということを示したかったようです。

当該YouTuberは発言を取り下げ

当該のYouTuberは、多くの開発者から「未完成ではない」ことの反論と解説を受け、この発言を取り下げ。コンソールで60fpsだったら良いのにという考えは変わらないものの、未完成という発言が間違っていたことを認めました。

60fpsでの動作が当たり前になってきた昨今、30fps固定という情報はパフォーマンス的な問題があるのではないかと不安になるのもまた一つのユーザー心理です。とはいえ、ゲーム開発者の視点からは未完成な出来ということとイコールにはならないということがわかりました。

実際のコンソール版の完成度は発売後や各メディアの評価で判明するものと思います。それまではなるべくセンシティブな話題に流されすぎず、冷静な立場を保ちたいですね。

『Starfield』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに9月6日発売予定。Xbox Game Passにも発売日から対応するほか、上位エディションは5日間の先行アクセスも用意されています。


《みお@Game*Spark》

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