カプコン、2023年3月期は過去最多の売上高―年間販売本数は4,170万本に | GameBusiness.jp

カプコン、2023年3月期は過去最多の売上高―年間販売本数は4,170万本に

さらなる成長とグローバル展開に注目が集まります。

企業動向 業績
開発コスト償却後なら7,000円のソフトを1,000円で販売しても十分に利益を得られる―PC対応の強化などにも言及のカプコン、2023年3月期は過去最多の売上高、年間販売本数は4,170万本に
  • 開発コスト償却後なら7,000円のソフトを1,000円で販売しても十分に利益を得られる―PC対応の強化などにも言及のカプコン、2023年3月期は過去最多の売上高、年間販売本数は4,170万本に
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カプコンは、2023年3月期の通期決算を発表しました。また、個人投資家向け説明会の資料も公開しました。

過去最多、販売本数4,170万本を達成

プレスリリースによると、今期の業績は、大人気シリーズの最新作『バイオハザード RE:4』や『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の発売により、年間販売本数が4,170万本と前年同期を上回り、過去最多の販売本数を達成しています。また、売上高も過去最高となり、全ての利益項目で6期連続の最高益を達成するとともに、10期連続の営業増益となったと報告されています。

今後はPC対応を強化!スマホ向けアプリは?

そして個人投資家向け説明会でなされた質疑応答では、コロナ後のゲーム開発方針とプラットフォーム戦略、旧作の積極的な値下げによる利益の圧縮、スマートフォン向けアプリの開発など、いくつか興味を惹かれる内容も。以下で簡単に紹介します。

まず、コロナで開発スケジュールに大きな影響はなかったようです。そして今後のプラットフォーム戦略については、グローバルで市場を拡大することを目指し、引き続き幅広いプラットフォームでの展開を考えていくとしています。「今後はより広範な国・地域への普及という観点から、PCへの対応を強化」していくとのことです。

次に、販売本数を増やすための旧作値下げは利益を圧縮するのではないかという質疑には、ソフトのデジタル販売ではパッケージや説明書、ディスクの製造などによる原価がほぼ発生しないため、開発コストの償却後であれば7,000円のソフトを1,000円で販売しても十分に利益を得られると回答しています。デジタルソフトを充実させて、幅広い価格帯でより多くの地域で購入されることを目指しているようです。

そしてスマートフォン向けアプリ開発について、同社が強みとしているアクションゲームはスマートフォン環境ではまだ十分に楽しめないと考えているとのことです。同時に、モバイルでの「継続的なマネタイズによって収益化するノウハウが不足」しているとし、デバイスが進化した際に事業を進められるよう準備を進めていくとしています。

新作や過去作の移植版も続々とリリース予定

2023年6月には『ストリートファイター6』、2023年7月には『エクゾプライマル』のリリースや、過去作の移植版なども発表しているカプコン。さらなる成長とグローバル展開に注目が集まります。

開発コスト償却後なら7,000円のソフトを1,000円で販売しても十分に利益を得られる―PC対応の強化などにも言及のカプコン、2023年3月期は過去最多の売上高、年間販売本数は4,170万本に

《DH@Game*Spark》

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