【e-Sportsの裏側】最高のゲーム体験のために、身体のケアに意識を向けてほしいー岸 大河、ピップ担当者インタビュー | GameBusiness.jp

【e-Sportsの裏側】最高のゲーム体験のために、身体のケアに意識を向けてほしいー岸 大河、ピップ担当者インタビュー

ゲーム体験をより深く意義あるものにするためには、健康を意識することも大切です。

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【e-Sportsの裏側】最高のゲーム体験のために、身体のケアに意識を向けてほしいー岸 大河、ピップ担当者インタビュー
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e-Sportsに携わる「人」にフォーカスを当てて、これからのe-Sportsシーンを担うキーパーソンをインタビュー形式で紹介していく【e-Sportsの裏側】。

前回の連載では、25周年を迎えたスポーツ報道写真で定評のあるゲッティイメージズがなぜe-Sportsに参入するのか、また同社がどのようにe-Sportsシーンを捉えているのかについてお話を伺いました。

第31回目となる今回は「ピップエレキバン」でおなじみのピップ株式会社 商品開発事業本部 ブランド戦略本部 スポーツライフブランド ブランドマネジャー 松浦 由典氏と「プロ・フィッツ for e-SPORTS」のアンバサダーを務めるゲームキャスターの岸 大河氏にインタビューを実施。多くのスポーツ選手やプレイヤーを支えてきた同社がe-Sportsはもちろん、ゲーマーとどのように向き合おうとしているのか。その裏側に迫ります。


―――お二人の自己紹介をお願いします

松浦:ピップ株式会社の松浦 由典です。主に「プロ・フィッツ」ブランドを担当しており、ブランド戦略やプロモーション戦略、商品開発といったマーケティングに関わる仕事をしています。

:ゲームキャスターの岸 大河です。 もともとプレイヤーとして活動しており、2010年頃からはプレイヤーとゲーム実況を両立して活動していました。2014年にプレイヤーから離れ、ゲームキャスターとして活動しています。「Logicool G」のアンバサダー、「OMEN」のエグゼクティブアドバイザーなどを担当しました。現在は「ハーマンミラー」が開発するゲーミングチェアのアンバサダーをしています。

―――ピップ株式会社と岸さんはどういった活動をしているのでしょうか

:「プロ・フィッツ for e-SPORTS」を通じて身体のメンテナンスに関する情報発信はもちろん、今までそういったところを意識しなかった人に対して「気付き」を与えるきっかけを作る活動をしています。ゲームをプレイしていて「痛いけどなんだろう?」と思う方も多くいて、スポーツをやっていた方は「サポーターが必要だな」と分かるのですが、スポーツをやっていない人からすると、サポーターを使うということを意識しないと思います。「ゲーマーのみなさん、腱鞘炎や腰痛に気を付けてね」というように新たな視野をみなさんに伝えていきたいと考えています。

―――今回、岸さんを起用した背景は

松浦:日本でのe-Sports市場の活気には注目しており、スポーツブランドとの親和性もあるのではないかと調査を進めていました。その中で私たちが考える以上にゲームをプレイしている方々は腰や身体に不調・不具合を抱える方が多いと気付きました。その方々が痛みを抱えながらどう対処をしているのか調べると、基本的には「しょうがない」、「痛くなるものだ」と半ば諦めていると言いますか、それが当たり前になっている場合が多いことが分かりました。そういう方々へケガの予防目的で気軽にサポーターを使っていただき、しっかりと楽しくゲームができると伝えたいという思いで製品開発を行いました。

e-Sportsコミュニティの中で発信力のある方を探していく中で、岸さんの考え方が我々の想いとマッチしました。岸さんもプレイヤー時代に痛みを抱えられていたり、今の状況をよりサポートしていきたい、と感じてくださっていたので、岸さんにお願いした次第です。

:プレイヤーの時にチームメイトや対戦相手も含めたコミュニティの中で「腱鞘炎でどうしても大会に出れない」、「腰痛で辞めちゃった」という人も多く見てきました。いろんなゲームをやり始めると、使う筋力が違うんです。例えば、『スタークラフト』をやっていた時は、キーボードを使う操作が多くて、どんどん指が苦しくなっていくんですね。ゲームもしっかりサポーターをしてやらないと、どんどん負担がかかっていくんじゃないかな、と実感していました。まずはサポーターを気軽に使っていただけるという文化を作っていくところが一番なのですが、徐々に商品を改良して、ケア用品としての市場も広がっていくと良いなぁ、と。

―――「健康」というお話がありましたが、ご自身も意識する部分はあったのでしょうか

:年齢を重ねるごとに、腰や肩に負担がかかって痛いな、というのはもちろんありますしだんだん疲労が溜まりやすくなりました。深夜帯にプレイをしていて生活リズムもややズレたりして、疲労回復もそこまで良くなかったりしていました。選手によっては、疲労を少しでも軽減できるもの、サプリを飲んでいたり、プロテイン飲んで筋トレやストレッチをしている方も多いです。

結核にかかったことがあって、その時に「行動ができなくなる」というのを実際に体験したので、防げないものは防げないでしょうがない。でも、あらかじめ予防できるとか、健康のために先に手を打てるっていうことで、僕は取り組みとしてはすごく良いと思っています。

―――「プロ・フィッツ」を通じて、健康への意識も広げていきたいということですね

松浦:ゲームをプレイしている方々は、最初はゲームが好きで始めていると思うんですね。熱中すればするほど、時間を忘れて長い時間プレイすることになっていく。そして、身体のいろいろな箇所で不調が出てくる。痛みを抱えたままプレイするということは、最初にゲームを始めた頃の純粋な楽しさは感じられなくなると思いますし、せっかく好きで楽しくやっているのに故障により辞めてしまう方もケースとして出ているのは、歯がゆいです。好きで始めたことが痛みを作る原因になってしまい、好きじゃなくなってしまい、泣く泣く辞めてしまう。そういった人を減らしたいって気持ちもありますし、好きであれば健康に長く続けて頂きたい。

その問題解決への最初のステップとして始めやすいのが、ケア用品だと思います。ゲーミングチェアや周辺機器となると値段が張って手を出せない方もいると思いますが、そんな方にこそ手軽に始められることからスタートしてもらいたいなと思います。

:ここ数年で、サポーターを着ける選手は増えたと思います。特にFPSのシーン。小さめのサポーターよりも全部を覆っているサポーターを使う方も増えてきたので、需要は間違いなく増えていると感じます。健康意識が高まっているのではないでしょうか。

松浦:高校の部活動でもe-Sports部が創設されたという話もよく聞きます。部活シーンや学校対抗戦などが増えてくると、友達と遊ぶというよりもしっかり競争する若年層も増えてくると思いますので、若年層も気を付けないと故障に繋がってしまったりケガをしてしまったり、その先の長い競技生活が全うできないかもしれないということもあり得ます。若年層にe-Sportsが広がっている今だからこそ、そういったメッセージを発信していきたいです。

:サッカーをやっている時に左足をケガしちゃって。靭帯を痛めてしまい、戻すのに時間がかかりました。戻っても可動域が狭くなってしまい、思いっきりシュートを撃つと、可動域が狭いままなので靭帯が伸びてしまって、また痛くなってしまいます。バンテージをしていればねじれが防げて、怪我も防げた可能性はあったので、あらかじめ対策を取っておくことは本当に大切だと思います。

―――ゲームをプレイする際に、特に気をつけたい箇所などはあるのでしょうか

:「腰」と「手首」ですね。腰に関しては、いきなり痛みがきたりします。プレイをしている時は集中しているので気にならないのですが、横になった瞬間に違和感を感じたり、座った時に「ん?」と思ったり。腰ってどこに湿布を貼ったらいいか分からないくらいのレベルで、内側からくる痛みというか…。僕は腰が一番つらかったです。腰は身体のなかで、特に大切な部分だと考えています。

手首に関しては、僕はキーボード派なので、だんだん手首が反ってくることがあるんです。それで手首に負担がかかってしまう。手首を使ってマウスでエイムをする人は相当負荷がかかっていると思います。

―――製品開発の調査の結果はどうでしたか

松浦:岸さんが指摘する通り、特に多いのは「腰」と「手首」でした。どんなゲームでも座ってプレイすることが多く腰に負担がかかりますし、手首もマウスやキーボードを使うゲームでも、コントローラーを使うゲームでも、スマホゲームでも手首への負担はかかってきます。そういったことから「腰」と「手首」にフォーカスした商品をまず開発しました。

「リストアーマー」は右利き・左利きどちらも使えますし、これ一本である程度どんなゲームでも手首周りはサポートできると思います。

ーーー「腰」と「手首」の次に多いのは?

:目ですね。眼精疲労になったりして、そこから肩や腰に影響がでたりします。結局、身体は繋がっているので一箇所の不調は全身に関わってきます。

松浦:弊社が調査を進めていく中でも、ばね指や肩こりはよく聞きました。弊社商品でもピップマグネループ」は首と肩をケアできるので、ゲームをされている方は使っていたりします。ずっと同じ姿勢で凝り固まるのもそうですし眼精疲労から肩こりに繋がることもあるので、その辺りはかなり需要が高いと思います。

ーーー巣ごもりも重なり、ライトにゲームをする人が増えています

松浦:実際に身体を動かすスポーツだと「ケガをするかも」という発想を持てるのですが、ゲームは基本的に家で座ってできるので、あんまりケガと結びつかないことが多いと思います。今はパソコンを使う時間、スマホを使う時間が増えましたし自分の思う以上に手首や腰には負担がかかっているので他人事とは思わず、誰にでもリスクがあるのは知ってほしいです。

:ゲーマーの方は、パソコンのスペックやデバイスにすごくお金をかけると思うんですね。もちろんそういった部分も大切なのですが、万全な健康状態でプレイをすることが一番パフォーマンスが上がると思うので、いろいろな所に視線を向けて「なにが今の自分にとって大切なのか」を考えながら、日々ゲームに向き合ってほしいと思います。

ーーーお二人はe-Sportsの盛り上がりをどう見ていますか

松浦:市場としては急成長していますが、市場を形成する大部分が賞金やスポンサー料だったりするので、用品市場、物にお金を使うという文化はまだまだ根付いていないな、と正直感じています。また「市場規模がどんどん広がるから、需要が出てくる」とそのまま捉えないようにしています。冷静に捉えなければいけないという一方で、アジア競技会で正式種目になることが決まっていたり、オリンピックに先駆けてバーチャルなイベントが行われていたり、今まで以上に一般の人に露出する機会が増えてe-Sportsが市民権を得てくるのは間違いないと思っています。露出が増えるとゲームをプレイする人も増えますし、プレイする人が増えると身体に不調をきたす方も増えてしまうと思っています。

“人々の身心の健康に貢献する”というヘルスケアカンパニーの使命として、今後悩んでくる人が増えることが分かっているのであれば解決策を用意したいと思っています。まずは「プロ・フィッツ for e-SPORTS」のサポーターを使うとか「ピップエレキバン」や「ピップマグネループ」など、ゲーミング周辺機器などとは違うジャンルの商品で身体をケアしてパフォーマンスを整えたり、その領域へのアプロ―チは続けていきたいと思っています。

: e-Sportsの拡大は、ここ最近は健全な成長になってきたな、と感じています。数年前は「急成長しすぎて怖いぞ」という気持ちがあったのですが、その急成長を見てきているのでその先の成長がどうなるのかは想像ができていました。e-Sportsがどうこうというよりは単純にゲームを楽しんでくれればいいな、と考えていて、e-Sportsだと思ってゲームをしなくていいと思っています。ゲームで友達と遊ぼうと感じてもらえれば、それでいい。そこで初めて競技人口を見て「e-Sportsってすごいな」とe-Sportsを知ってもらえれば。

最近は、たくさんの有名人や芸能人の方々がゲームをプレイされているのを見ると純粋に嬉しいです。休憩時間やオフシーズンにゲームをやっているアスリートの方も多く、SNSを通じて田中将大さんや水谷隼さんと交流できているので本当に人生が楽しいなと思います。アスリートの方もゲームのトッププレイヤーをしっかり認めているんですね。「ここまで強いってすごい」って。フィジカルスポーツで世界を目指している人とゲームで世界タイトルを目指している人の気持ちには共通するものがあって「所詮ゲームでしょ」と思わない方が多い。そこはとても嬉しいです。

――実際、プロゲーマーの方はものすごい量の練習や努力をされています

松浦:今後ゲームに真剣に取り組んでいることが正当な評価を受ける第一歩というか、良い方向に向かっていく兆候なんだなと思います。

:休日に何をしているのか聞かれて「動画配信サービスで映画10本くらい見ています」と言うと「そうなんだ、すごい」と言われて、一方で「ゲームを20時間していました」と言うと「え?」という反応があったりするのがすごく違和感があります。どんなモノでも数十時間、数百時間と時間を注げるモノがあるのは、素敵なことだと思います。

―――最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

松浦:まだまだ身体のケアの必要性を感じている方が少ないというのが現状だと思いますし、いざケアをしようと思ってもまず頭に浮かぶのはゲーミングチェアやデスクであったり、周辺機器であったり、比較的価格が高くて買うにはハードルの高い物になっているかと思います。身体をケアするハードルを下げて、もっと身近な活動にしたいですし、好きで始めたゲームを長く続けてもらうことはもちろん、身心ともに健康で長く生きていけることで人生が華やかで楽しいものになっていくお手伝いをしたいです。ウェルネスカンパニーとしては健康に立脚しながら新たな手段を提供したいし、文化を広げていくこともしていきたいです。

:とにかく健康に気を遣ってほしい!という想いがあります。e-Sportsと言われていますが、純粋な気持ちでゲームを楽しんでほしい。ここ最近、家電量販店にゲーミング関係のブースもできているので、そういったブースにもこういう健康を意識した商品が並んでいくと思います。デバイスが並ぶ中に、手首をケアする商品のコーナーができると思うんです。普通のスポーツショップと一緒ですよね。読者の方はいち早くそれを知って「試してみよう」とか、友達に紹介してほしいと思います。


【『プロ・フィッツ for e-SPORTS リストアーマー&ウエストアーマー』セットプレゼント】

今回のインタビュー内で紹介した『プロ・フィッツ for e-SPORTS リストアーマー』と『プロ・フィッツ for e-SPORTS ウエストアーマー』のセットを5名様にプレゼント。ご希望の方は、以下、要項をご確認のうえ、ご応募ください。

・応募方法

(1)

・Game*SparkのTwitterアカウント(@gamespark)&「プロ・フィッツ for e-SPORTS」のTwitterアカウント(@ProFits_eSPORTS)をフォロー

・Game*Sparkの該当Twitter投稿をリツイート

(2)下記応募先に必要情報をご記入のうえメールください。

応募先:inside-present@iid.co.jp

必要事項:件名に“「プロ・フィッツ for e-SPORTS」プレゼント”、本文にメールアドレス、お名前、電話番号、ご住所(郵便番号必須)、Twitterアカウント(記載例 @gamespark)

〆切:2021年9月30日(木)23時59分

備考:

当選は発送をもってかえさせていただきます。

本プレゼント賞品をインターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。

■個人情報について

・「住所」「メールアドレス」「電話番号」「お名前」を回答頂きますが、プレゼントの発送の為であり、それ以外の目的では利用いたしません。

・弊社の個人情報保護についての考え方を記載した個人情報保護についてをお読みください。

http://www.iid.co.jp/company/pp.html

・個人情報の預託は予定されておりません。

・個人情報の第三者への提供はありません。

・ご招待のご案内発送後、個人情報は破棄します。

上記内容を承諾し、弊社の「個人情報保護方針」に同意いただいた場合のみ応募してください。

《森元行@Game*Spark》

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