『Rival Peak』が全世界での視聴時間数“1億分越え”を達成できた理由とは?GenvidのJacob Navok CEOとChris Cataldi COOによる振り返りと今後の展望【インタビュー後編】 | GameBusiness.jp

『Rival Peak』が全世界での視聴時間数“1億分越え”を達成できた理由とは?GenvidのJacob Navok CEOとChris Cataldi COOによる振り返りと今後の展望【インタビュー後編】

インタラクティブ・ライブ配信番組『Rival Peak』について、GenvidCEO・Jacob氏とCOOのChris Cataldi氏のインタビューをお届けします。気になる日本語展開についても伺いました。

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『Rival Peak』が全世界での視聴時間数“1億分越え”を達成できた理由とは?GenvidのJacob Navok CEOとChris Cataldi COOによる振り返りと今後の展望【インタビュー後編】
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2020年12月3日より、Facebookライブ動画「Facebook Watch」上で配信がスタートした、Genvid TechnologiesとPipeworks Studioによる世界初の視聴者主導リアリティ番組『Rival Peak』は累計で1億分の視聴時間を突破するなど、大きな注目を集める番組となりました。

本作は、大自然の中でサバイバル生活を送る12人のAIキャラクターたちによる、ライブストリーミング作品。視聴者はキャラクターたちを応援したり、誰が舞台から脱落するのかといったストーリーに介入したりできるなど、先の読めない展開が注目を集めました。

そんな本作について、GameBusiness.jpでは前編と後編に分けたインタビューをお届けしています。後編では、Genvid CEOのJacob Navok氏と、COOのChris Cataldi氏にインタビューを実施。リリースの振り返りや、今後の展開について語っていただきました。


全世界での視聴時間数“1億分越え”を記録した『Rival Peak』


――まずは『Rival Peak』のリリースを振り返っての、率直なご感想からお聞かせ頂ければと思います。

Chris Ctaldi氏(以下、敬称略)本タイトルはリリース13週目の段階で1週目の55倍もの視聴率を獲得し、合計の視聴時間は1億分を超えるなど、好成績を叩き出すことに成功しました。キャラクター同士の会話を含めた高いストーリー性やアクション要素のあるミニゲーム、キャラへの投票機能といったコンテンツが、ユーザーからの高評価に繋がったと思います。


――ユーザーの推移はどのようなものでしたか?

Jacob Navok氏(以下、敬称略)リリース4、5週目からエピソードの再生回数が上がっていき、過去エピソードを振り返えりで視聴するユーザーも多くなり、最終的にエピソード1の再生数は1000万を超えました。同じタイミングで「ストリーマー」を開始したため、同時視聴者数の増加にも繋がりました。

ストリーマーがオーディエンスと一緒にゲームの面白さを説明するなど「ライブストリーム→ゲーム→ストリーマー→番組→ライブストリーム…」といった、サイクルができていたのも面白く感じましたね。


――世界中で大人気となった本作ですが、特にどの国からのアクセスが多かったのでしょうか。

Chrisアクセス上位はアメリカ、メキシコ、ブラジル、インド、フィリピンといった国々です。特にインド、ブラジルについては、国に特化したコンテンツでないと成功が難しいとされているため、今回のヒットは異例だったと言えます。

ヒットした理由として、国の代表となるキャラクターが登場していたのはもちろんあると思うのですが、Facebookのアプリさえインストールされていればパッチや更新が必要がないなど、クラウドならではのアクセスのしやすさが大きかったと思います。『Rival Peak』はFacebookのストリームをそのまま扱っているので、ストリームが利用できる端末があれば作品に参加ができるんですね。

特にCPUが低く、ゲームのレンダリングが難しいインドのAndroid端末からのユーザー数が多かったのは、Facebookのストリーム機能のおかげだと考えています。


――なるほど。ユーザーの男女比についてはいかがでしたか?

Chris男女比はが6:4と、従来のカジュアルゲームと比べても女性の割合が高いです。また、年齢の分布を見ると18歳~35歳は5割以上と高めです。65歳以上の方も多く、ストーリーをメインに楽しみたいライトなゲーマーにも着手しやすいコンテンツになっていたと思っています。

視聴者が挑戦者に送ったポイントの合計は10億に上り、1位と2位の差は僅かでした。視聴者が同じ国籍のキャラクターに投票したかというとそうでもなく、キャラクター性を重視していた点も興味深かったです。



――『Rival Peak』の運営を行う過程で、システムの変化などありましたら教えてください。

Chrisクラウドゲームならではの膨大なデータがあり、運営を開始してから気づいた問題点も多くありました。例えばストーリー前半、キャラクターは全員グループで行動していたのですが、中盤以降は単独行動が多くなり、誰がどこにいるのか分からない状態になってしまっていたのです。

そういった状態を改善すべく、キャラクターの位置が一目で分かるようなマップ機能を追加しました。好きなキャラクターをクリックするとキャラの場所までカメラが移動できるようにするなど、アクセスのしやすさを意識した造りにしています。

また、ミニゲームでプレイヤーが得たポイントを使用してキャラクターの行動に影響を与えることができるといった機能や、「全てのダイアログを読む」といったアチーブメント機能を追加しています。





他にも、ストーリーのおさらいができる番組「Rival Speak」について、リリース当初はFacebookのページからしか視聴できなかったのですが、リリース後はアプリ内で番組の視聴ができるように調整しました。



Jacob新規IPなため、作品の面白さを分かりやすく視聴者に伝える必要がありました。「Rival Speak」は人気俳優のWil Wheatonがホストを務め、作品の仕組みについて丁寧に説明してくれます。また、『Rival Peak』で起こったシーンの再現について、声優さんに声を当ててもらった映像などをダイジェストとして配信しました。

Chris番組の途中から視聴者代表の方が登場したり、番組が何者かからハックをされてしまうなど、視聴者の興味を引くミステリアスな演出もありました。さらにはストーリーについて参加者のインタビューを掲載したりと、実験的な内容が多かったです。


――視聴者からの投票の結果によって、番組の構成も変えているのでしょうか。

Chrisそうですね。ストーリーの大筋は用意しているものの、どのキャラクターが脱落するかなどは私たちにも分かりませんでした。毎週金曜日までの集計を行い、週末に編集、月曜日に1日がかりで番組を収録、火曜日を最終仕上げ、水曜日を放送するといった作業を、13週間続けて行いました。

とても大変な作業でしたが、ストーリーラインを視聴者が決定するという点を最後まで守り抜くことを大切にしたかったんです。

――そういった努力が、ユーザー数の増加に繋がったんですね。

Chris作品への入口をなるべく広く用意ができるよう、番組の企画も時間をかけました。

Jacob基本的に脱落者を皆で決めるのではなく、残したい人を応援していくというスタイルだったので、見ている人たちも優しかったことも印象深かったです。

例えば、大量のポイントを投票したキャラが脱落して落ち込んでいるユーザーを、周りのユーザーが慰めてあげたりして(笑)。キャラクターの成長物語を見てフォローする方も多く、人それぞれの楽しみ方があったかと思います。


――ありがとうございます。今後の活動についてお聞かせください。

JacobナイアンティックがIngressをベースに『ポケモン GO』をリリースしたように、次回はGenvidでも大手IPとの連携を考えています。スター俳優が登場するような『Rival Peak』を作るのか、それとも人気ゲーム、映画、漫画のIPと連携をするのか、現在構想中の段階です。

Chris『Rival Peak』のような大型のシリーズのリリースは弊社として初めてだったため、大手IPを持つパブリッシャーにインパクトを残せたことも、ひとつの成果だと思っています。

――日本語対応についてはいかがでしょうか。

Jacob日本向けのコンテンツについても、今後は力を入れようと思っています。日本語対応はもちろん、ビジュアル面も工夫しつつ、キャラクターをユーザーみんなで育てていくといったコンテンツにできれば、日本でもヒットする作品になると考えています。

――ありがとうございました。

Jacob CEOと前スクエニ社長和田洋一氏が語った『Rival Peak』の狙いとは?(前編)



なお、Genvidは、『Rival Peak』にも活用された「Genvid SDK」のハンズオンワークショップを4月22日に開催予定です。ワークショップではGenvidを実装したUnity Tanksのサンプルを利用し、参加者が実際にSDKに触れながらGenvidの活用方法を学ぶことができます。興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?詳細は以下の通りです。

ワークショップの申し込みはこちら!

ハンズオン参加要件


今回のMeetupは、前回と同様、実際にどのように開発を進めるのかイメージできるよう、Unity Asset StoreにあるGenvid版Unity Tanskサンプルを用いて、参加者の方にも実際にSDKに触っていただきます。SDKをダウンロードしたものの進め方がよく分からない、そこで止まっているという方にお勧めです。スピーカーが画面共有してインストールからローカルでのテストまでステップ毎にご覧いただきつつ、もし参加者の方で何か問題があればその都度参加者の方にも画面共有等をしていただいて一緒に進めていくという方式をとります。少人数での開催となりますので、ご興味のある方はぜひお早めにお申し込みください。

ハンズオン参加要件


セミナーは実際にGenvid SDKのインストールやサンプルプロジェクトの実行を行います。 以下の要件を満たす環境を事前にご用意ください。

  • Windows 10
  • Unity 2018.4.15 - 2020.1.6

サンプルプロジェクトのインストール手順については、イベント参加ボタンを押すと申し込みページに表示されます。

また、本ハンズオンではUnity Editorでの作業以外に、Windows Powershellを使ったコマンド操作を含みます。 決まったコマンドを手順書通りに入力するだけですが、あらかじめご了承ください。

スケジュール


19:20 zoomリンクオープン
19:30 Unity Tanksサンプルワークショップ開始
21:00 質疑応答など
21:30 終了

セミナー対象


「Genvid SDKをダウンロードしたが、何から始めていいか分からない」「何が実現できるのか分からない」開発者
《島中一郎》

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