2D格闘『スカルガールズ』シリーズやARPG『インディヴィジブル』で知られるデベロッパーLab Zero Gamesにて、複数のスタッフが同時退職したことが明らかになりました。退職したスタッフらの声明文によれば、公私にわたる複数の不祥事を受け「スタジオを去る」とMike Zaimont氏が従業員に約束していたにもかかわらず、同氏がそれを反故にしたためとのことです。
2020年6月、同社の「Mike Z」ことMike Zaimont氏は、『スカルガールズ 2ndアンコール』の対戦イベント「One More Once!」にて不適切なジョークを発言したほか、TwitchストリーマーのBunny氏に対しセクハラ行為や、フリーランスアーティストのBeezul氏に対しての人種差別的な発言を告発され、格闘ゲームイベント「Combo Breaker 2021」からBAN処分を受けていました。
公開された声明文では、内部調査で浮かび上がったスタジオ従業員に対するパワハラ・セクハラ行為の実情や、スタジオを去るにあたって非現実的な条件を提示していたこと、スタジオの全権を掌握するために役員メンバーを解任していたことなどが明らかにされています。
これを受け、モバイル版『スカルガールズ』を手掛けたHidden Variable Studiosと、『スカルガールズ』のIPを保有するAutumn Gamesは、今回同時退職したLab Zero Gamesのスタッフを全面的にサポートし、Lab Zero GamesやMike Zaimont氏との関係を断ち切ることを発表。今後もモバイル版『スカルガールズ』や『スカルガールズ 2ndアンコール』の新たなコンテンツを提供していくと宣言しています。
An official statement from Hidden Variable and Autumn regarding Lab Zero Games and the future of Skullgirls. pic.twitter.com/4qeoN9fgRj
— Skullgirls Mobile (@sgmobile) August 25, 2020