「可愛い」「顔が良い」超精細3DCG女子高生Sayaが会話可能に!鎌倉女学院に1日転校生としてやって来た | GameBusiness.jp

「可愛い」「顔が良い」超精細3DCG女子高生Sayaが会話可能に!鎌倉女学院に1日転校生としてやって来た

11 月28日、超精細3DCGの17歳の女子高生Sayaが神奈川県・鎌倉女学院高等学校の高校2年生たちと会話する授業「1日転校生Saya」が実施されました。

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CGアーティストTELYUKAが製作した超精細3DCGの17歳の女子高生Sayaは、その美しさに加え、実写にしか見えないリアルさが大きな話題を集めています。現在、Sayaが人間と見分けがつかない完璧な見た目を持ち、自立して思考する存在を目指す「Saya Virtual Human Project」が進行しています。


“人間”に近づく性能が徐々に付与されていき、2019年1月から博報堂アイ・スタジオが技術開発に参画し、発話機能「Talk To Saya」を新たに付加することで、Sayaと「会話」することが可能となりました。


11月28日、Ai技術を学ぶ授業の一貫として、神奈川県・鎌倉女学院高等学校の高校2年生たちが3DCG女子高生Sayaと会話する「1日転校生Saya」が実施されました。

■人間の声を読み取って返答するだけで無く、口の動きと声を人間の自然な動きに近づけたSaya


石川晃之氏と友香氏の夫婦による3DCGアーテイストユニットTELYUKAによって、最新のテクノロジーを使った3DCGで再現された17歳の女子高生Saya。


2015年にTwitterで初公開された際には、「実写にしか見えない」と世界中で話題に。初公開時は静止画でしたが、2016年には動きがつき、2018年には人間の表情を認識できる機能「Emo-talk」が搭載されました。

「Emo-talk」
前に立った人間の表情を、深層学習を用いてリアルタイムに解析し、体験者の感情を表情認識AIで推定します。推定した感情に応じて、本物の17歳の女子高生のようにインタラクティブなコミュニケーションが可能となります。




今回の核は、新たに搭載された「Talk To Saya」によって、口の動きと声を限りなく人間の自然な動きに近づけることが可能となりました。

「Talk To Saya」の仕組み
1) マイクを通して生徒の声を取得
2) 音声データをテキストデータに変換
3) 解析して返答文章を生成
4) 返答文章を音声データに変換
5) 返答文書及び音声データを元に口の動きを生成
6) 生成した口の動きと音声データを組み合わせて発話


会話エンジンは、マイクロソフトが開発したAI キャラクターりんなと同じものを使用

■1日転校生Saya



同日、「情報と社会」の授業の一貫として、Sayaと“同年代”の鎌倉女学院高等学校の高校2年生たちが、班ごとに教室の大型ディスプレイや与えられた小型デバイスを介して、Sayaと会話をしました。AI技術の仕組みを知り、AIの成長プロセスに参加することで、バーチャルヒューマンと共生する未来の日常生活を疑似体験し、AI技術の活用例を学ぶことを目的としています。


Sayaを初めて見た生徒たちからは「可愛い」「顔が良い」と絶賛する声が寄せられました。「友達とは何なんですか?」と尋ねるSayaに対し、生徒たちは事前に用意してきた「友達とは〇〇である」を一人ずつ回答していきました。一般的な辞書のような回答ではなく、独自の解釈を求められていた生徒たちは、「第2の家族」「一緒にいて楽しい他人」を始め、「水」「肉じゃが」「サンドイッチ」「イケメン俳優」「日焼け止め」などユニークな回答を連発。「どういうことですか?」とSayaに再度質問された際には、しっかりと理由も回答していました。

生徒たちからもSayaに対して、「どうしてSayaという名前なんですか?」や「英語は話せますか?」など質問が飛びました。事前にプログラミングされた「友達」から逸れると、話が噛み合わなくなったり、再度質問で返したりと、まだ発展途上の一面も。

しかし、女子生徒たちからは「知識0の状態なのかも」や「私たちのせいで変なこと教えちゃったかも」といった声が聞こえ、AIをより身近に感じられたようです。今回のSayaは機械学習ではなかったものの、より人間らしい存在として強い印象を残していました。最後は、Sayaが生徒たちにお礼を伝え、一緒に集合写真を撮っていました。

■Sayaに役割を持たせたい



授業を見守ったCGアーティストTELYUKAは、Sayaが同年代の女の子と話したのは今日が初めてだと感慨深げの模様でした。同プロジェクトに対して、「Sayaに役割を持たせたかった」と語ったのが友香氏。「Sayaはまだおしゃべりや感情を少しずつ覚えていっている段階。近い未来では、皆の生活に溶け込んだり、友達になったり、何か手助けできる存在になれたらいいなと思います。またお話する機会があったら、どれだけ成長できたか確かめるのを楽しみにしてもらえたら」と呼びかけました。
《乃木章@インサイド》

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