PC版がEpic Gamesストア時限専売として発売されたRemedy EntertainmentのアクションADV『CONTROL』。同作とEpic Gamesの契約金に相当する金額が、パブリッシャー505 Gamesの親会社であるDigital Brosの決算資料上で明らかになりました。これは、同決算資料において、(資料時点ではまだ未発売である)『CONTROL』によって得られた収益と、Epic Gamesより得られた収益がいずれも同額の949万ユーロ(約11億円)であったことから明らかになったもの。同期間の同社の他タイトルすべてのSteamでの収益合計をわずかに上回るほどの金額となっています。(上)タイトル別の売上、(下)プラットフォーム別の売上。いずれも単位は1000ユーロで、『CONTROL』の売上は発売前で949万ユーロ(日本円で約11億円程度)あったことが分かる。他のプラットフォームと比較するとその大きさも分かりやすい。再び巨額の契約金の存在が見え隠れすることになったEpic Gamesストアの時限専売。同社のヒット作である『フォートナイト』の収益などを背景に、今後も他機種人気タイトルや、発売前注目タイトルを中心とした独占戦略を推し進めることになるのでしょうか。なお、Epic Gamesストアは業界最大手Steamの手数料が30%であることを強く批判していますが、記事執筆時点では時限専売契約(及びそれに伴う契約金)を伴わない新作ゲームの販売については、例外的にしか行われていません。
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