Mike Morhaime氏(Blizzard前社長、昨年退任)、Allen Adham氏と三人でBlizzardを創立したFrank Pearce氏は、『Diablo(1996年)』や『StarCraft(1998年)』など、Blizzard黎明期のタイトル群からプログラマーを務めてきた人物。その後は、CDO(最高開発責任者)として『ハースストーン(2014年)』や『Heroes of the Storm(2015年)』、『オーバーウォッチ(2016年)』などのタイトル開発に携わってきました。
「次の世代のリーダーにバトンタッチして、Blizzardを去る日がやってきました」と語り始めたPearce氏は、「今や一大ゲーム開発会社にまで成長したBlizzardの一員でいられたことは、とても幸運なことでした」と振り返ります。今後については、外でよりアクティブに過ごしたり、楽器の演奏を習ったりするのも良いとしつつ、一旦、自分を顧みてこれからについて考えてみるということです。また最後には、スタッフへの期待と感謝の気持ちを述べ、「Play nice, play fair,」と締めくくっています。
なお、同発表内で、J. Allen Brack氏(Blizzard現社長)はPearce氏の退任について、「『寂しい』という言葉では足りない」と述べています。今後、Pearce氏がゲーム業界に留まるのかはわかっていませんが、今後の展開にも注目したいところです。
《S. Eto@Game*Spark》