jsonスクリプトでユーザーデータを活用。『なめこシリーズ』でのSpriteStudio利用事例 | GameBusiness.jp

jsonスクリプトでユーザーデータを活用。『なめこシリーズ』でのSpriteStudio利用事例

『なめこ』シリーズにOPTPiX SpriteStudio が採用されているのをご存知でしょうか。今回は、『なめこシリーズ』のアニメータのお二方に、SpriteStudioとの出会い、そして現在の関係についてお話を伺います。

ゲーム開発 ミドルウェア
人でもネコでも犬でも、つまり動物でもないのに不思議な可愛さとゆるさをもったキャラクター、『なめこ』。

このお馴染みのシリーズに OPTPiX SpriteStudio が採用されているのをご存知でしょうか。今回は、『なめこシリーズ』のアニメータのお二方に、SpriteStudioとの出会い、そして現在の関係についてお話を伺います。

――『なめこシリーズ』では、ずいぶん長く SpriteStudio を使っていただいてる印象がありますが。そもそも、最初に SpriteStudio を採用したのは、いつ頃なんでしょうか。

河合 真吾 氏 『なめこの巣』ディレクター、グラフィッカー、アニメータ

河合氏 『おさわり探偵 小沢里奈』の携帯ゲーム機版から、iOS版への移植、さらに『なめこ』のスピンアウト作品を作ったころですね。携帯ゲーム機版は元々、その携帯ゲーム機用の専用ツールで作られていたんですが、iOSには当然対応していなくって。じゃあアニメーションどう作ろうかなぁ、ってなった時に、SpriteStudioに目がとまったというのが最初です。

大廣 将之 氏『まとめてモーケ!なめこ店』『なめよん~なめこの脱出ゲーム』ディレクター、グラフィッカー、アニメータ


大廣氏『小沢里奈』の時は、まだ連番アニメーションでしたっけ?

河合氏連番でしたね。最初に SpriteStudio を検討してみようと思ったキッカケは、『補間アニメーションだけでなく、連番アニメーションも出来る』と聞いてたからで。元の携帯ゲーム機版が連番、つまりコマアニメーションだったので、携帯ゲーム機の専用ツールからの移行が楽だった。 そういえば、各コマの、スプライトごとに16色に減色してたと思います。OPTPiX imesta (*)を使って(笑)
(*)筆者注:OPTPiX imesta = ウェブテクノロジの画像最適化ツール。最新版の ImageStudio8 は、8月末にリリース予定

SpriteStudio…Ver.3!?


――連番になっているコマアニメーションを、SpriteStudioに流し込んでタイムラインアニメーションにしたということでしょうか

河合氏そうですね、流石に栽培キットシリーズでは補間アニメーションに移行しましたが。シリーズ最初の頃はまだ、SpriteStudioも…Ver.3? ちょうど開発中に、Ver.4のアナウンスがあって、最初の『なめこの巣』を作るときに、Ver.4に移りました。

――SpriteStudio Ver.3!
※筆者注:SpriteStudio 3。2009年4月に販売開始。2009年といえば10年前です…

河合氏現在リリースしているスマートフォン用の『なめこ』は、DX以降はSpriteStudioを使っているんですが、複数のバージョンを使ってます。一つ前のタイトル『なめよん ~なめこの脱出ゲーム~』では、SpriteStudio Ver.5で…

大廣氏先日リリースした新作『まとめてモーケ!なめこ店』で使っているSpriteStudioは、Ver.5.8.3(*)です。
(*)筆者注:Ver.5.8.3 = SpriteStudio Ver.5 シリーズ最終版

SpriteStudio Ver.5.8.3 で制作された『まとめてモーケ!なめこ店』のなめこ

Cocos2d-xからUnityも併用へ


――使用しているバージョンが複数に分かれている、その背景についてお聞かせください。

河合氏『なめこ栽培キット ザ・ワールド』は、『なめこの巣』と同じゲームエンジン、Cocos2d-xを使っていまして、どちらのアプリもSpriteStudioのデータの再生には、自社の内製ライブラリを使用しています。求められるアプリのスペックや、担当エンジニアの作業効率を考えて、次に使うゲームエンジンはUnityにしてみようと、そんな理由です。


大廣氏『まとめてモーケ!なめこ店』では、ゲームエンジンをUnityに変更する流れで、なめこのアニメーションと、演出全般のアニメーションをSpriteStudio Ver.5.8.3を使って新規で製作しています。『なめこ店』は、多額の借金を背負ったなめこが自転車操業でお店をやりくりし、転職を繰り返すお話です。この辺り、内容がややブラック気味なのですが…、ゲーム自体は簡単で爽快なパズルで、なめこシリーズ伝統の「図鑑テキスト」も楽しめるアプリです。SpriteStudioで作られたなめこ達の動きがかわいいので、是非遊んでみてください。

河合氏『なめよん』も『なめこの巣』も、今でもたくさんのユーザーに遊んでもらっていますので、当分はこの2つのゲームエンジンを併用していくことになります。

『まとめてモーケ!なめこ店』では度々目にすることになる商品改良のシーン。SpriteStudioも、どんどん改良していきますよー

――ということは一見似通っている「なめこ」のアニメーションも…

大廣氏毎回作り直しているという(笑) おおもとのイラストが同じなことがある、くらいでしょうか。

アニメーションのコントロールは json で


――長年、SpriteStudioをお使いとのことですので、特徴的な使い方というか、『なめこ』ならではの使い方というのは?

河合氏特徴的というほどでもないんですが、『なめよん』ではアトリビュートの「ユーザーデータ」を使った仕組み作りにチャレンジしています。

大廣氏『なめよん』は、「SpriteStudioのアニメーションと、ユーザーデータのスクリプトを使って、かんたんなアドベンチャーゲームを作るようなことができないか?」というのがスタート地点でした。アニメーションの特定のキーフレームに .jsonで記述したコマンドやフラグを埋め込んで、それをプログラム側で検知して処理する仕組みですね。


ちょっと背中が寂しいこのシーンだが、先頭フレームにユーザーデータが埋め込まれている

ユーザーデータに.json形式で埋め込まれたスクリプト。なんとなく挙動が想像つくかも?

『なめよん~なめこの脱出ゲーム』ではこのように、プレイヤーがpresent(なめこのぬいぐるみ)を使用したことを検知すると、stage002_001 は、stage002_002 に場面が変わる。各場面の初期状態は、独自に用意した外部ファイルで管理している。


実際のゲーム中での、場面変化。プレゼントのヌイグルミで寂しさが紛らわされ…いやまだなんか寂しい

――SpriteStudio Ver.6から、ボーンとメッシュ、デフォームが追加されました。『なめこ』シリーズでの採用予定は?

河合氏Cocos2d-xと内製ライブラリの都合があるので、今すぐにSpriteStudio Ver.6へ…というのは難しいかもしれません。ただ、これまでも SpriteStudio のアップデートの度に、検証自体はしてきたので、ゆくゆくは…

大廣氏今回の『まとめてモーケ!なめこ店』では、Unityに移行しているので、ひょっとしたら将来、Ver.6のボーンやメッシュも使うかもしれませんね。メッシュは『なめこ』との相性も良さそうですし!


――本日はありがとうございました。

なめこぱらだいす なめこ公式サイト


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https://namepara.com/

■OPTPiX SpriteStudio : https://www.webtech.co.jp/spritestudio/
■株式会社ウェブテクノロジ : https://www.webtech.co.jp/

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《烏丸》

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