ベセスダ・ソフトワークスの親会社等として知られるゼニマックス・メディアが、VRヘッドセットOculusシリーズで知られるOculus VR社及びFacebookに対し行っていた裁判が和解したと海外メディアより報道されました。これは、『DOOM』『Quake』などで知られる元id Softwareのプログラマー、ジョン・カーマック氏がOculusに移籍する際、機密情報やソースコードを持ち出してOculus Riftの開発に用いたとされた問題。ゼニマックスは、2014年に訴訟に踏み切ると、2016年にはOculusを買収したFacebookなどをさらに追加提訴していました。また、ジョン・カーマック氏はゼニマックス側に対しid Softwareの買収金が支払われていなかった、とする裁判をその後起こしていましたが、こちらについては2018年10月12日に同氏より請求を取り下げた旨が明らかにされています。英Daily Mail紙の報道によれば、和解条件こそ未公開ながら、ゼニマックスのRobert Altman氏は、この和解について「完全に満足している」とコメントしています。VRに関わる大きな問題が解決したことにより、今後よりOculusシリーズの動きの加速や、ゼニマックス傘下スタジオによるVRゲーム作成が活発化することになるのでしょうか、注目が集まります。
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