米レーティング機関ESRB、ゲーム内ルートボックスは「ギャンブルにあたらない」と表明 | GameBusiness.jp

米レーティング機関ESRB、ゲーム内ルートボックスは「ギャンブルにあたらない」と表明

米国におけるゲームレーティングを行う組織ESRBは、昨今様々なゲームにて導入される“ルートボックス”について、その存在は「ギャンブルにあたらない」という見解を表明しています。

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米レーティング機関ESRB、ゲーム内ルートボックスは「ギャンブルにあたらない」と表明
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米国におけるゲームレーティングを行う組織Entertainment Software Rating Board(ESRB)は、昨今様々なゲームにて導入される“ルートボックス”は「ギャンブルにあたらない」という見解を表明しています。

これは、『Forza Motorsport 7』や『シャドウ・オブ・ウォー』などの直近の大きなAAAタイトルがルートボックスのシステムを採用していることや、対戦シューターである『Star Wars バトルフロント II』ではルートボックスの結果によって装備の性能差が生じるなどの仕様を受けた、ユーザー間での議論が影響したもの。

一部のファンの間では、これらルートボックスのシステムを採用したゲームをギャンブルとみなし、日本で言えばCERO「Z指定」などの成人以上のみがプレイ可能なAO(Adults-Only)レーティングを求める声も見られていました。

ESRBの担当者は海外メディアKotakuに対し、「ESRBはルートボックスをギャンブルにあたらないと決定した」とコメント。それらは結果の差異こそあれども何らかのゲーム内コンテンツの提供を約束しており、“トレーディングカードゲームのカードパック”のようなものである、との見解を示しました。

なお、ESRBでは実際に現金を賭けて行う「Real Gambling」とそうでない「Simulated Gambling」を以前より区分しており、今回の見解はそれを補強するものとであるとも言えます。しかしながら、ESRBはあくまで業界組織主導の非営利団体であり、今後いわゆる“高額ガチャ課金”のような事態が米国において多発した場合に、何らかの対策を迫られる可能性もあります。
《Arkblade@Game*Spark》

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