YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(後編) | GameBusiness.jp

YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(後編)

YouTuberプロモーションを成功させるに当たって絶対に気をつけておきたい考えた方が3点あります。初めて実施される企業様ではどこから手をつけたらいいかわからない部分もあると思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

市場 マーケティング
YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(後編)
  • YouTubeを活用したプロモーションを成功させる3つの原則(後編)
※前編はこちら

YouTuberプロモーションを成功させるに当たって絶対に気をつけておきたい考えた方が3点あります。初めて実施される企業様ではどこから手をつけたらいいかわからない部分もあると思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

1)再生回数の伸ばすことを第一義的に考える
一般的に、YouTuberプロモーションにおいては再生数が多く回るほど最終的な獲得効果が良くなります。これについてはイメージ出来る方も多いのではないでしょうか。しかし、よく陥りがちなミスが、動画企画の中身を詰めていく際に、自社サービスの良さを強く伝えることを考え過ぎて当初の企画を軽視し、再生が多く回らなくなってしまうといったケースです。タイアップ動画なので強く押し出したい気持ちは理解出来るのですが、本当に視聴者に刺さるプロモーションを本質的に考え、この大原則を忘れないようにしましょう。

当社では、YouTuberタイアップ動画の再生数を伸ばすノウハウを日々蓄積/研究しており、視聴者の求める(=再生数が伸びる)企画のご提案に努めています。(2017年7月現在、YouTuberタイアッププロデュース数1500本強)

2)“マスで流行っている”ではなく“Web(YT)で流行っている”を意識する
YouTubeというメディアを視聴しているのは、10~20代のテレビ離れが進んだ若い層が中心です。彼らに取っては、YouTubeがテレビのような存在であり、学校で話題に上るのも昨日のドラマの話より昨日のYouTubeの動画の話です。

ここでは今までのマスカルチャーと全く別の文化が出来上がっています。例えば、有名芸能人でTwitterのフォロワーが数十万ある方が少し前にYouTubeを始めましたがYouTube上でのフォロワーは10万登録にも届いていない状況です。この、「マスで流行っているからYouTubeで受けるわけではない」といった前提に立った上で企画立案を行わないと再生数も伸びない、効果も伸びない、視聴者も楽しくない動画が出来上がってしまうのです。(もちろん、テレビの企画には面白いものも多くありますので全否定しているわけではなく、十分条件ではないという話です)他にも事例を挙げておくと、一時期YouTubeで「1,000度の鉄球を◯◯してみた」といった企画が流行った時がありました。

これはテレビでやったら「へぇ」で終わってしまい番組としては成りたたないと思いますが、YouTubeの10分程度の尺の中で、YouTubeのカルチャーの中でやるから受ける企画だと思っております。

3)プランニング時期について
YouTuberの起用を考えられた際に、翌月から実施出来ないか?といったご相談をよく頂くことがありますが、正直なところ実施の2~3ヶ月くらい前にご相談頂けるとベストなご提案が可能となります。YouTuber広告が広まるにつれて、TOPのクリエイターに関しては3ヶ月程先まで全て公開可能枠が埋まっており実施出来ないといったケースも多々起こってきています。長期的なプランニングを実施するのは難しい部分があるとは思うのですが、それだけ人気な手法となってしまっている上に、制作/準備期間から納品までに1ヶ月程かかるケースが平均的ですので通常の広告出稿よりも実行に際しては入念な準備が必要です。

◯当社実績 / 効果
当社で実施した面白い取り組みとしては、エープリルフールの際にDeNA様と一緒に仕掛けさせて頂いたこちらの動画等がいい例かと思います。

“デヴィ夫人ブチ切れドッキリをセイキンに仕掛けてみたw【ヒカキンゲームズ】【逆転オセロニア】”
https://www.youtube.com/watch?v=Go689wxqCAc

Webでバズりそうな大物タレントとHikakinさんというTop YouTuberを組み合わせることで、1週間で200万回以上再生される大ヒット動画となりました。モーメントを捉えてエープリルフールに沿った面白企画を夫人にご協力頂けたのもポイントです。結果として、インストールがゲームの盛り上げに大きく寄与できました。もちろん、全体のプロモーション設計から代理店と一緒に組んでプロモーションすることが殆どではありますが、動画一つでここまで突き抜けられる凄さがYouTuberのプロモーションにはあると言えるでしょう。

◯今後の市場予測
さて、今後のYouTuberプロモーション市場ですが、暫くは今のままの成長が継続するのではないかと考えています。ヒカルさんのような新しいクリエイターがトップクリエイターの仲間入りをし、他にもミドル層のチャンネルも大きく成長を続けています。何より、若い人たちの間でカルチャーとして根付いてきているので、今後も広がっていくのではないでしょうか。

YouTuberを使ったプロモーションに、もしご興味がありましたらぜひお問い合わせください!


石塚 翔吾
2016年サイバーエージェント新卒入社。同年4月サイバーエージェントのグループの子会社でインフルエンサーを活用した動画制作事業行う株式会社渋谷クリップクリエイトに出向。
2017年同社のインフルエンサー事業責任者に就く。
《石塚 翔吾》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら