ソニーは、2016年度連結業績(2016年4月1日~2017年3月31日)を発表しています。2016年度の売上高及び営業収入は、前年度比6.2%減少し、7兆6,033億円となりましたが、主に為替の影響によるもの。また、営業利益は、前年度比55億円減少し、2,887億円、税引前利益は、前年度に比べ529億円減少して2,516億円、純利益は、前年度に比べ745億円減少し、733億円となりました。しかしながら、同社ゲーム&ネットワークサービス分野だけに注目してみると、売上高は、前年度比6.3%増加し、1兆6,498億円(前年度の為替レートを適用した場合、16%の増収)。2016年度では、為替の影響やPS4の価格改定の影響などがありましたが、主にネットワークを通じた販売を含むPS4ソフトの増収及びハードウェアの増収により、分野全体で増収となりました。また、同分野の営業利益も前年度比469億円増加し、1,356億円となりました。こちらでは、PS4の価格改定の影響やPS3用ソフトの減収の影響があったものの、PS4のコスト削減、及び前述のPS4ソフトの増収の影響などにより、大幅な増益も達成しています。「2016年度 連結業績概要」によれば、当年度中のPS4普及台数は2,000万台に到達しているとのことです。なお、グループ全体は、2017年度見通しを、売上高及び営業収入が8兆円、営業利益が5,000億円、税引前利益が4,700億円、純利益が2,550億円としており、今回発表された2016年度よりも大幅な増収増益を見込んでいます。
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