Rockstar Gamesが手がける人気オープンワールド型クライムアクション『Grand Theft Auto V』。同作が、なんと「現実の自動運転車」の“教習用”として用いられていることを海外ニュースメディアBloombergが報じています。同紙によれば、これは2016年にドイツのダルムシュタット工科大学とインテルラボの科学者によって開発された、『Grand Theft Auto V』の視覚情報を引き出す方法を用い、自動運転の学習用にカスタマイズされた同作を使って、複数の科学者たちにより研究が行われている模様です。プリンストン大学のAlain Kornhauser教授は同作について「データを抽出できる最も豊かな仮想環境だ」と語っています。自動運転車の研究開発を行う企業のひとつであるWaymoでは、1日に300万マイル以上の走行をシミュレーター環境下でモデル化できるとのこと。速度と方向の異なる複数の車線で同時に3つの車線を変更する、などのエンジニアが考えることができるさまざまなバリエーションの混乱した自動車状況を作り出してチェックを行っている他、実際の道路上で発生した問題もシミュレーションで検証を行うことがあるようです。実際のプレイ上では、安全運転からほど遠いことの多い『Grand Theft Auto V』ですが、こうして将来の世界の交通安全の礎の一端になっているのは、何とも不思議な気分になるのではないでしょうか。
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