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自動運転車普及で期待されるゲームコンテンツ...新たなプラットフォームなるか

東京・お台場で開催されたGPU開発者向けイベント「GTC Japan 2016」にて、東京大学の加藤真平准教授による自動運転技術に関するセッションが行われ、自動運転車普及時に競争力を持つコンテンツとして搭乗者向けのゲームコンテンツの可能性を言及しました。

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10月5日に東京・お台場で開催されたGPU開発者向けイベント「GTC Japan 2016」にて、東京大学の加藤真平准教授による自動運転技術に関するセッションが行われました。その中で加藤氏は、自動運転車普及時に競争力を持つコンテンツとして、搭乗者向けのゲームコンテンツの可能性について言及しました。

大学発のベンチャー企業を立ち上げ、国内で自動運転技術の実証試験を行っている加藤氏。自動運転技術自体をオープンプラットフォームであるとした場合、市場で競争力を持つのは自動運転車内で消費されるコンテンツであると説明しました。完全自動運転車の場合、出発地から目的地まで搭乗者は車の操作を一切行う必要がないため、車内で消費するコンテンツに需要が高まるためです。

セッションでは、加藤氏が研究チームと開発を行っているVRゲームを披露。これは、自動運転車の動きにゲーム内のアクションが連動するもので、例えば、赤信号で自動運転車が止まるとVRゲーム内では敵とエンカウントし、戦闘が始まるといった要素があります。車の進行方向に合わせてゲーム内の映像も連動しているため酔いづらく、逆にVR酔いを逆手に取ったようなゲームシステムも可能であるとしています。現在市場に投入されているようなARゲームでも、自動運転車向けコンテンツとして活用できるものも少なくないのだと加藤氏は語ります。

自動運転車は、将来的に常にモバイルネットワークと接続される仕組みであるとされることからも、ネットワークを利用したゲームやストリーミングの映像コンテンツへの活用も注目されそうです。
《佐藤大介》

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