【CEDEC 2015】コナミの技術トップが語る今後求められるゲームビジネスのテクノロジー戦略とは? | GameBusiness.jp

【CEDEC 2015】コナミの技術トップが語る今後求められるゲームビジネスのテクノロジー戦略とは?

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【CEDEC 2015】コナミの技術トップが語る今後求められるゲームビジネスのテクノロジー戦略とは?
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CEDEC 2015の2日目には、コナミのワールドワイド・テクノロジー・ディレクター Julien Merceron氏による「ネクスト・レベルに到達するためのテクノロジー戦略(原題:A technology strategy to reach the next level)」と題したセッションが行われました。テクノロジーの発展、プラットフォームの爆発的増加など激変する現状に対し、今後どのようなテクノロジー戦力が必要になるか語られました。

Merceron氏は2013年のCEDECで同様のセッションを行っており、まずは当時の予測が正しかったのか振り返りました。モバイルの急成長など当時の予測は「おおむね正しかった」とコメント。

本題に入り次なるトレンドを探るため、まずは「E3 2015」で記事化されたグラフを提示しました。これを見るとトップ3は『Fallout 4』、『ファイナルファンタジー7』、『DOOM』で、「オープンワールド」、「ハイエンド」、「オンライン」の傾向にあります。またほどんどが最新世代のゲーム機が対象となっています。



では、勢いを増している最新世代のゲーム機に対し、旧世代はどうなっているのでしょうか?。Merceron氏は、多くのメーカーが旧世代機のゲーム開発を縮小しているとコメント。今後旧世代機はファミリー層をターゲットに移行していくと予測しました。



次に、業界内でも注目を集めている仮想現実「VR」について言及しました。VRはまだハイエンドのみの体験となっており、今後5年ではまだマスマーケットにならないと予測。ただ、現時点から投資するのは正しいと言います。

続いてプラットフォームの動向を紹介。下のグラフを見ると、世界のゲーム市場全体を見ると、モバイル、据え置き型コンシューマー、PCは拡大しており、携帯型コンシューマーを縮小傾向にあることが分かります。





しかし、プラットフォームの動向は地域ごとに大きく異なります。北米はゲーマー人口が2億人と少ないものの売上は高く、市場の中心となっていますが、伸び率はそれほど高くありません。一方、伸び率はアジアが勢いを見せており、今後は市場として一層注目をを集めると予測しました。ただ、アジアはコンシューマーゲームよりもオンラインゲームに勢いがあり、他の地域と比べると独自の発展を遂げているそうです。サービスプロバイダもline、百度(バイドゥ)など多岐にわたり、参入の判断が難しいと言います。



次に急成長中の「モバイル」分野が掘り下げられました。現在、あらゆるメーカーがモバイル分野に注力しているとコメント。今後はタイトルが乱立し、競争が激化していくと予測しました。だが、業界全体のモバイルへの傾注により、レッドオーシャン化、さらにブラックホール化まで陥ってしまうと警告。競争が激化することによってよりハイクオリティが求められ制作コストが増加、結果として収益が厳しくなるという悪循環に陥ってしまうと予測しました。



モバイルがレッドオーシャンであるのならば、ブルーオーシャンはどこにあるのでしょうか? Merceron氏によると、アジアではコンシューマーゲームとPC、欧米ではPCゲーム市場だと予測しました。



最後に今後のゲーム業界の動向を予測しました。「ビジネスモデルを変えないとコンソールは生き残れない」「モバイルはいずれレッドオーシャン、ブラックホール化する」「PCが拡大し、e-Sportsがトレンドになる」「あらゆるプラットフォームがクラウド化されていく」「AR/VRは現時点では儲かるビジネスではないが、新たなプラットフォームになりうる」と語り、セッションを締めくくった。

《沖本 茂義》

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