「Marmalade」はC++、Objective-C、Lua、HTML5などの言語をサポートするクロスプラットフォーム開発キットです。特徴はデバイスやプラットフォームに合わせて、CPUネイティブのバイナリ(ARM/MIPS/x86)を生成する事が可能な点。他のゲームエンジンと比べるとオーバーヘッドを抑える事が出来ます。また、iOS/Androidは当然のこと、Blackberry、Windows Phone、Tizenなどもサポートします。Windows/Macのデスクトップアプリの開発も可能です。
7日に大阪で開催されたGame Tools & Middleware Forum 2015のGMOクラウドブースでもMarmaladeがアピールされていて、まだ展開を開始したばかりではありますが、ブース担当者は「各プラットフォームの低レベルAPIまでアクセスできる点は、スマートフォンゲーム開発が複雑、大規模化する中でニーズがあるのではないか」と話していました。当然ですが、日本語でのサポートが行われるのも、採用を検討する企業にとってはプラスの材料となりそうです。
ブースでは同じく日本展開を行っているジェスチャー認識テクノロジー「On the Go Platform」も紹介。こちらはカメラからの映像で、手や腕の動きを認識。アプリにジェスチャー操作を容易に導入することができます。特殊なハードウェア無しに導入できるため、ジェスチャーの活用が広がりそうです。Google Playにて「Brain Wave Music Control」というサンプルアプリが提供されていますのでこちらもチェックしてみてください。