Oculus RiftのVR技術に対しZeniMax Mediaが知的財産権を主張 | GameBusiness.jp

Oculus RiftのVR技術に対しZeniMax Mediaが知的財産権を主張

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今年3月、突如としてフェイスブックによる20億ドルでの買収が発表されたOculus Rift。Kickstarterでの支援者や開発者らを中心に様々な意見が交わされた同件から数週間が過ぎた中、Bethesda Softwareの親会社としても知られるZeniMax MediaがVRヘッドセット「Oculus Rift」に関する知的財産権を求め両者に通達を送ったことが明らかとなりました。

これはWall Street Journalが初報を報じたもので、ここ数週間にてZeniMaxの弁護士らはOculus社とFacebook社に対して知的財産権を求めるメッセージを2度通達したとのこと。すでに海外メディアIGNやPolygonに対し当のZenimaxは公式声明を出しており、この事実を認めています。

公式声明の中では「ZeniMaxの"技術"は、同社の認証無しにライセンス化や移行、売却はされないだろう」と記載。John Carmack氏がZeniMax在籍時代に数年間にわたり広範囲におよぶVR研究を行ったため、Oculusの技術には知的財産権が発生していると記されているほか、ZeniMaxが必要不可欠なVR技術と価値ある支援をOuclusのCEO Palmer Luckey氏とその従業員に対し2012年から2013年に提供してきたと続けられています。

またフェイスブックによる買収よりも前に、OculusのCEOであるLuckey氏がZeniMaxによる技術の知的財産権の法的所有を認め、第三者に開示しないことに同意していたともZeniMaxは主張。この件に関してはZeniMaxとOculusがすでに交渉を試みたものの決裂しており、現在は解決の道を探っていると同社は締めくくっています。なおZeniMaxが伝えるこのOculus RiftおよびVRに関する技術が、どのような類のものでありどの範囲までのものを指すのかは明確にされていません。



一方Oculus側は「残念なことだが、この手の取り引きがある時には、人々は馬鹿みたいにぞろぞろと現れて不条理な要求を突きつけてくるんだ」と海外メディアIGNに対しコメント。Oculusと全範囲におよぶ投資家たちを守っていくと伝え、ZeniMax側の主張に対抗する姿勢を見せています。

また今回の公式声明にてその名を挙げられキーマンとなってしまったJohn Carmack氏は、Twitter上にて「Oculusは私がZeniMaxと契約を結んでいた間書いたコードは一切使用していない」とツイート。「今までやり遂げてきた仕事は特許化されていない。ZeniMaxは私が書いたコードを所有しているが、VRは所有していないよ」と、ZeniMaxの主張に対し反論しました。

フェイスブックによる買収がやや沈静化したかに見えていた中、新たに勃発したZeniMax Mediaによる知的財産権の要求。焦点となっている技術の詳細や現時点でコメントを出していないFacebookの動向などが不明ではあるものの、今後大きな騒動へ発展していく可能性もありそうです。
《GameBusiness.jp》

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