グリーは14日、平成25年度第3四半期の業績発表に合わせて開催した決算説明会において、中国での拠点を閉鎖することを明らかにしました。現地メディアのSina.comは、オフィスがロックアウトされ出入りが出来ない状態となっていると報道。従業員に対しては、本社CFOでもある青柳直樹氏の名前で6月28日までに全従業員が解雇され、ランクに応じて手当が支給されると発表があったとしています。グリーの海外事業は、子会社化したポケラボを含めると、四半期で3000万ドルを超えるコイン消費規模まで成長しましたが、依然として赤字が続いていて、「選択と集中」を通じて2013年12月までにキャッシュベースで単月黒字化を目指すとしています。中国市場には2011年7月に法人を設立し、展開を開始。現地大手インターネット企業のTencentとの提携を通じてプラットフォームの普及を図りました。しかし、現時点でAppStoreやGoogle Playで上位にランクインしているタイトルは無いようです。グリーとしては、拡大の手掛かりを掴みつつある、米国市場などにリソースを集中したい考えと思われます。
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