14時間でARG制作に挑戦した会場も 「GlobalGameJam2013」レポート後編 | GameBusiness.jp

14時間でARG制作に挑戦した会場も 「GlobalGameJam2013」レポート後編

初対面の参加者同士でグループを作り、限られた時間内にゲーム制作を行う世界規模のサバイバルイベント「GlobalGameJam2013」。

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初対面の参加者同士でグループを作り、限られた時間内にゲーム制作を行う世界規模のサバイバルイベント「GlobalGameJam2013」。
  • 初対面の参加者同士でグループを作り、限られた時間内にゲーム制作を行う世界規模のサバイバルイベント「GlobalGameJam2013」。
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初対面の参加者同士でグループを作り、限られた時間内にゲーム制作を行う世界規模のサバイバルイベント「GlobalGameJam2013」。

2013年1月25日(金)〜27日(日)、初対面の参加者同士でゲームを作る世界規模のサバイバルイベント「GlobalGameJam2013」。今回は、26日(土)、27日(日)の2日間行われ、、各チームに女性がいるという希有な状況を生んだ東京・一ツ橋会場を取材してきました。

■プログラマを必要としない一風変わった一ツ橋会場

東京・一ツ橋会場では、3日間48時間でゲームを制作する一般的なルールとは異なり、2日間14時間程度で制作する、よりライトな「GlobalGameJam」が開催されました。

一ツ橋会場の大きな特徴は、enchant.jsベースのノベルゲームエンジン「アトラスX」を使用したARG(※)を制作するというルールも設けたことにあります。「アトラスX」は、プログラマを必要としないほど扱いやすく、多少の知識があれば簡単にゲーム制作を行えます。一ツ橋会場は「アトラスX」を導入することで、今まで「GlobalGameJam」に参加し辛かったシナリオライターが活躍できる環境を用意し、ゲームエンジンを使用した3D作品がメインとなっている「GlobalGameJam」に一石を投じる存在になりました。ちなみに、この会場では「GlobalGameJam」に初参加する方がなんと9割以上。イベントの新たな方向性が見えたともいえるでしょう。

12時からは3人1組、合計6チームに分かれ、さっそくゲーム制作をスタート。ジャンルがARGであるため、携帯やスマートフォンに搭載されているGPSをどうゲームに利用するかという問題に悩むチームが多かったのが印象的でした。

そして19時からは各チームの企画発表が開始。会場近くにある皇居を舞台に、2人のプレイヤーがGPSを頼りに異なる経路でストーリーを進めながら最後に合流してボスと戦う、ゲーム中に表示されるアドレスにメールを送ると実際に返信が来るなど、それぞれ工夫した見せ方を発表し合いました。個人的に注目したのが、3人中2人がギャルゲー好きのシナリオライターというチーム。制作時間のネックとなるGPSとの連動機能は除外するという、なんとも大胆な判断でシナリオ重視のギャルゲー制作を行っていました。ルール破りとも思えますが、これもまた「GlobalGameJam」の楽しみ方なのかも知れません。

企画発表後は、それぞれ当日の作業を終了し、最終日に向けての調整を開始。そして休息や“宿題”を行ったあと、翌日は朝から再集合し、ゲームの完成に向けてラストスパートをかけました。大まかなシステムが完成したあとはバグの修正およびGPSシステムの動作確認を行い、「プレイすればするほどバグが出てくる!」と叫びながらも、17時には完成版をアップ。それぞれの作品の紹介が行われ、お互いの健闘を称え合いました。

やはり、14時間という制限時間は短いようで、どの仕様を落とすか、どうやってゲームとして完成させるかという部分が大きな課題になっていたようです。そんな中、電話自動応答WEBサービス「レステル」を使用して、通話中に特定の番号を入力するとシナリオが分岐に必要なキーワードを得られるというアイディアを盛り込んだチームも見られ、大きな感嘆の声が起こっていました。

発表後は懇親会が行われ、参加者同士によるイベントの感想やゲーム業界に関する話題などで盛り上がりました。「GlobalGameJam」は、年齢やキャリアに関係なく楽しめ、自分のスキルや経験を試す場としても活かすことができます。ゲーム業界を志す学生、プロのクリエイターなど、ゲームというコンテンツに対して熱い想いを抱く方は、ぜひ一度参加してみてください。

なお、本イベントで制作されたゲームは公式WEBサイトにアップされています。一度チェックしてみてください。

※:Alternate Reality Game・・・現実代替ゲームともいい、オリエンテーションのように現実世界を使用したゲームを指します。
《長戸勲》

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