数年前からゲーム産業の誘致に力を入れ、スクウェア・エニックスがゲームコンテストを実施したり、ディー・エヌ・エーが現地のアタカマ・ラブズを買収したり、先日のGDCにも初出展を果たした南米・チリ。海外からの誘致も強化しているようです。ReadWriteWebによれば、同国政府ではスタートアップの誘致プログラムとして「Start-Up Chile」という制度を設けているそうです。チリで事業を起そうとするスタートアップは、審査を通れば4万ドルの資金に加えて、ビザ免除やオフィスの提供、潜在顧客の紹介など多数の特典が得られるそうです。プログラムの期間は6ヶ月で、この期間さえ政府の提供するオフィスに入居していればその他の縛りはありません。例え6ヶ月後にシリコンバレーに戻ったとしても問題ありません。そこで作られた結びつきや世界に向けてスタートアップを排出するハブになるということに主眼が置かれています。実際に紹介されているCruiseWiseというクルーズの予約サイトの運営するSteve Davis氏はパソコンとスペイン語の単語帳そして仲間とチリでの起業を選び、4万ドルの資金をもってβサービスを開発しましたが6ヶ月後にはシリコンバレーに拠点を移し、そこで更なる資金調達を行なっています。Steve氏は「最初からシリコンバレーで資金を集めていたら上手く行かなかったかもしれない」とプログラムが与えてくれる自由度の高い4万ドルという資金の使い勝手の良さを述べています(対価として株式を渡す必要もなし)。スタートアップをする場所としてはシリコンバレーよりも良いかもしれませんね。プログラムは全て英語で行われ、世界もちろん日本にも門戸は開かれています。ご興味の方はウェブサイトをチェックしてみてください。
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