iPhone/Android所有者の推移とゲームとの関わりの変化・・・「データでみるゲーム産業のいま」第11回 | GameBusiness.jp

iPhone/Android所有者の推移とゲームとの関わりの変化・・・「データでみるゲーム産業のいま」第11回

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本コーナーの元データである、当社が毎月発行している『Monthlyゲームマーケット・トレンドレポート』も、昨年11月の創刊から既に第4号まで発刊を重ねています。今回はその間のiPhoneおよびAndroidスマートフォンのユーザー推移をまとめたものをご紹介いたします。
  • 本コーナーの元データである、当社が毎月発行している『Monthlyゲームマーケット・トレンドレポート』も、昨年11月の創刊から既に第4号まで発刊を重ねています。今回はその間のiPhoneおよびAndroidスマートフォンのユーザー推移をまとめたものをご紹介いたします。
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本コーナーの元データである、当社が毎月発行している『Monthlyゲームマーケット・トレンドレポート』も、昨年11月の創刊から既に第4号まで発刊を重ねています。今回はその間のiPhoneおよびAndroidスマートフォンのユーザー推移をまとめたものをご紹介いたします。

これまで、本コーナーではハード、SNSにかかわらず、基本的にはアクティブユーザー数を中心にご紹介してきました。今回は国内スマートフォン市場におけるiPhone/Androidの2大プラットフォームの所有者状況を含めた最新の市場動向をご紹介します。

【図1】は、当社が調査を開始した昨年10月から最新データである今年1月までの4ヶ月間のiPhone/Androidのユーザー数推移をまとめたものです。1箇所につき棒グラフが3本ずつ並んでいますが、それぞれ「大:本体所有者数/中:MAU(月間ユニークアクティブゲームユーザー数)/小:MPU(月間ユニーク有料ユーザー数)」を表しています。最初におことわりしておかなければなりませんが、これらのデータは全てユーザー調査に基づくもの、つまり被験者本人の意思を直接反映したものです。したがって、「本体所有者数=累計販売台数」ではありませんのでご注意ください。

グラフを見て最初に目に付くのは、本体所有者数は調査開始時(昨年10月)からAndroidが既にiPhoneを上回っており、その後徐々にその差を広げていることです。最新の状況(今年1月)では、iPhone(iPod touchを含む)が753万人、Androidは831万人と、その差は78万人となっています。但し、全体の普及数から見るとその差はわずかなものであり、現在はiPhoneとAndroidが国内スマートフォン市場を文字通り2分している状況だと言えるでしょう。

次にMAU(月間ユニークアクティブゲームユーザー数)に目を移すと、こちらは所有者数とは全く逆で、調査期間中を通してiPhoneがAndroidを上回っています。最新状況(1月)ではiPhoneが400万人、Androidが330万人となっています。

では、なぜこのような“ねじれ現象”が起きているのでしょうか。これにはいくつかの要因、あるいは仮説が考えられます。

まず、間違いないのはiPhoneの方がAndroidよりも普及が先行したということが最大の要因でしょう。最近はiPhone/Android両対応で同時配信開始というものも増えてきましたが、かつてはiPhone版が先行リリースというケースも多く、現時点においてもソフトラインナップ全体の豊富さや充実度といった点ではiPhoneの方にやや分があるのではないでしょうか。また、これはあくまで仮説ですが、バッテリー消費が関連しているということもあるかも知れません。Androidの場合は機種が多岐に渡っているので一概には言えませんが、体感上ではAndroidの方がiPhoneよりも電池の減りが早いという声もよく聞かれます。

3つめの指標のMPU(月間ユニーク有料ユーザー数)ですが、こちらはiPhone/Androidでほぼ拮抗しています。つまりコンテンツビジネス上の見地からは直接的なターゲット(=MPU)は両者で全く同じレベルであるということが言えるでしょう。このように「所有者数」「MAU」「MPU」の3つの指標が全て異なり、まさに三者三様といえる状況にあるのは非常に興味深いところです。

今度は最新データ(1月)を対象に、iPhone/Androidそれぞれのユーザープロフィールをさらに深く見ていきます。

【図2】は両プラットフォームのユーザー状況を5歳ピッチの年齢分布で示したものです。左サイドがiPhone(iPod touch含む)、右サイドがAndroidとなっています。

両者とも、年齢分布状況は非常に似ています。メイン顧客はこのグラフ上からは20歳から40代前半くらいまでであると言えます。ただ、おそらく大学進学や就職というライフステージの変化がスマートフォン購入の大きなきっかけになっているのは間違いないでしょう。

ゲームユーザー分布も基本的には分布傾向は似ていますが、「ゲーム率(所有者数に占めるMAUの比率):黄色の折れ線」が八の字を示しているところを見ると、ゲームらしくやや若年傾向が出ています。なお、iPhone/Androidで比較した場合、iPhoneの方が全体的に10%ほどゲーム率が高く出ており、現状においてはAndroidよりもiPhoneの方がゲーム適性の高いプラットフォームであると言えるでしょう。

最後にMPU(月間ユニーク課金ユーザー数)および「課金率(MAUに占める有料ユーザー数の比率):赤い折れ線」ですが、こちらは両者でさほどの違いはありません。また、年齢による傾向差もあまり見られず、全体を通して課金率は5-6%を示しています。

以上、今回の調査結果からiPhoneおよびAndroidのユーザー状況を以下のように総括します。

(1)本体所有者は若干AndroidがiPhoneを上回っている。
(2)MAUは逆にiPhoneの方がAndroidよりも多い。従って、「ゲーム率」もiPhoneの方が高い。
(3)MPUはiPhone/Androidで拮抗しており、顕著な差は見られない。
(4)スマートフォンのメイン顧客層は大学進学or就職してから40代前半くらいまで。その中でゲーム率はやや若年傾向あり。
(5)課金率は両プラットフォーム間や年齢分布による傾向差はない。全体的に5-6%(20人に1人)くらい。

今後もまた随時最新のユーザー状況をご紹介してまいります。


ゲームエイジ総研
『Monthlyゲームマーケット・トレンドレポート』 発行人 光井誠一

調査スキームについて
本ページ掲載のデータは、約2万サンプルを対象とした大規模インターネット調査の調査結果を元に、社会調査(訪問調査/毎月実施/1,200サンプル)をベースに構築したウェイトバック値(補正係数)により拡大集計したものです。この手法により、ネットバイアスを排除したユーザープロフィールの実像を推計することが可能となっています。なお、調査手法その他詳細につきましては、ゲームエイジ総研のHPにてご確認ください。
《光井誠一》

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