Facebook的 知り合いかも?・・・黒川文雄「エンタメ創世記」第3回 | GameBusiness.jp

Facebook的 知り合いかも?・・・黒川文雄「エンタメ創世記」第3回

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私はFacebook(以下Fb)に登録して利用しています。ITリテラシーの高い読者の皆さまも活用されていることと思います。

利用していて素晴らしいと思うことは、以前に仕事をしたことのある知人、もしくは退職した会社や、転職した知人や古くからの友人とのネットワークが新たに構築できたことだ。もしくは、友達の友達としてどこかで薄く繋がっていたのだろうが、Fbの「知り合いかも?」というところからの案内で、再会を果たしたことも大きいと思う。なおかつ、その人が最近はどんなことをやっているのかを簡単に知ることができるので、しばらく遭わなかった期間の苦労もしのばれることなどもFbのよくできた機能だと思う。

そういう意味では実名で登録して、リアルな交流関係を保持するには素晴らしいネットツールだと思う。Fbは映画「ソーシャル・ネットワーク」を観ればわかることだが、もともとは大学の女子生徒との付き合うための遊びのようなツールがネット上で多くのユーザーがアクセスすることで新しい化学変化が起こったケースだ。その同時多発的なアイディアの集合体としてのFbのバリュー感は高い半面、一部では詐欺的行為が報告されたり、セキュリティ面での脆弱をしてされるところもあり、盛況の裏にはそれを悪用しようとする輩もいることは否定できません。

Fbに倣ったわけではないでしょうが、日本国内のSNS「mixi(ミクシィ)」のマイミクの機能変更で本名表示が始まりました。とはいっても、古参のユーザーのなかには愛称やミクシィネーム的な登録のみの人はそのままですが、本名が表示されることになりました。一般に公開されているという認識とは異なりますが、もしかすると段階的に公開する方向に舵を切ったと考えることもできます。

過去にもミクシィは日記の著作権保有で物議を醸し、最近は「足跡」機能の廃止とマイミクの本名表示などで「より健全」な路線への改革をはかっているように思えます。ミクシィやSNSを「ソーシャル出会い系」という活用をしていた人たちもたくさん居たはずで、そのような人たちのなかでは不評なのだと思います。SNS自体が詐欺や風紀的に不健全な温床とみられていることへの社会的な対応ということになるでしょう。

僕個人としてはミクシィそのものは「善意の2ちゃんねる」のような存在価値を感じていましたが、今回のようなソーシャル性の強化によるミクシィの対応が進むと・・・「どうせ実名だったらFbでいいじゃん?」という風潮が一般に浸透するのではないでしょうか。ミクシィ自体のコミュニティ機能は有効かもしれませんが、それとて、Fbで代替えできるレベルのものでしょう。僕自身も以前は:必ずチェックしていたミクシィのページチェックもFbを始めてから、その頻度が格段に落ちました。Fbの場合、仕事も兼ねてのコミュニケーションに活用できることがソーシャルたる由縁かもしれません。

現状のFbの利用状況も流行っているからやっているという程度の利用者も多いと思います。徐々に活用する頻度が落ちて行くことは必然かもしれません。とは言うものの、リアルタイムに状況や情報が更新されることや、メールやメッセージなどをやり取りできる点は仕事に活用できる要素があり、実際に活用しているという話を聞くことがあります。

なかでも女性に多いのですが、一般的な著名人でも無いのに数千人レベルの友達がいる人。プロフィール写真に「奇跡の一枚」をアップしている人?多いですね。それに釣られて集まる男性という図式は従来型のSNSとなんら変わりはありません。それと「知り合いかも?」の精度の微妙さが個人的に面白いと思います。

人恋しくなる秋です。知り合いを探してみてはいかがでしょうか。

■著者紹介

黒川文雄 (くろかわふみお)
メディアコンテンツ研究家
1960年・東京都生まれ。武蔵大学卒。レコード会社を経て、株式会社ギャガコミュニケーションズ(現・ギャガ)、株式会社セガエンターピライゼス(現・セガ)、株式会社デジキューブを経て株式会社デックスエンタテインメントを起業。映画製作配給、オンラインゲーム企画開発運営に携わる。その後株式会社ブシロード副社長、株式会社コナミデジタルエンタテインメントを経て、現在は株式会社NHNジャパンにてオンラインゲームの企画開発運営に携わる。一方で数々のエンタメ産業への造詣が深くメディアコンテンツ研究家としてコラム執筆を行う。ブログもご参照ください。Twitterアカウントはku6kawa230
《黒川文雄》

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