昨年のGDCで発表された、驚きのクラウドゲーミングオンデマンドサービス「OnLive」。現在は2010年冬のローンチに向けてベータテストが進められているそうですが、昨日からラスベガスで開催中のDICEサミット2010にてデモンストレーションされているそうです。GamesBeatのDean Takahashi氏の報道によると、ケーブルモデムで接続されたOnLiveデモは、『Unreal Tournament』、『Burnout Paradise』、その他ハイスピードなシューターでもスムースに動作し、不具合やバグもなかったとのこと。まだクラウドゲーミングの実現は早いとする懐疑的な意見を見返すだろうと指摘しています。OnLiveでは専用の圧縮ソフトウェアによってゲームをストリーミングでプレイできるだけでなく、クロスプラットフォームフレンドリスト、ビデオアップロード、リアルタイムクロスゲーム観戦、ゲームレンタル、デモといった様々なサービスも披露。また、iPhoneをはじめとするタブレット型デバイスへの対応も明らかになり、会場では実際にiPhone上でPCの『Crysis』をリアルタイムで動作させていたそうです。今回、OnLiveの本体やサービスの利用価格は発表されませんでしたが、CEOのSteve Perlman氏は、来週にもベータテストが第2フェーズに移行すると伝えており、ローンチへの準備は着々と前に進んでいる模様。Perlman氏は、“世界で最もパワフルなゲームシステム”だというOnLiveがゲーム業界に革命をもたらし、「家庭用ゲーム機のサイクルを終わらせるだろう」と語ったそうです。
AI時代のゲームインフラとセキュリティ―ゲーム開発者が知るべき最新テクノロジーをアカマイが解説【CEDEC 2025】 2025.7.11 Fri AI・低遅延・セキュリティ…複雑化するゲーム開発を支える技術が…