【NVIDIAイベントレポート】ゲーム・制作・AIを1台で。NVIDIA「RTX Spark」ショーケースセレモニーにPCメーカー各社が登壇、それぞれの展開を語る | GameBusiness.jp

【NVIDIAイベントレポート】ゲーム・制作・AIを1台で。NVIDIA「RTX Spark」ショーケースセレモニーにPCメーカー各社が登壇、それぞれの展開を語る

NVIDIAがRTX Sparkのメディア向けイベントを開催。大崎真孝氏は、AI・ゲーム・制作を担い、道具からパートナーへと変わるPCの可能性を紹介しました。パートナー6社も登壇し、製品展開や協業への思いを語りました。

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NVIDIA日本代表 兼 米国本社 副社長・大崎真孝氏

NVIDIAは2026年11月2日、東京・四谷で「NVIDIA RTX Spark 技術説明会&ハンズオンデモ・パートナー製品ショーケース」をメディア向けに開催しました。本記事では、そのオープニングセレモニーの模様をレポートとしてお届けします。

オープニングセレモニーにはNVIDIA日本代表 兼 米国本社 副社長の大崎真孝氏と、パートナー6社が登壇。大崎氏はRTX Sparkを「AIであり、スーパーコンピューターであり、そしてゲームでもある」と紹介し、パーソナルな環境でAIを活用するPCの可能性を語りました。

道具から、AIエージェントを動かすパートナーへ

RTX Sparkは、AI開発、コンテンツ制作、ゲームなどを1台で実現するWindows PC向けのテクノロジーです。長時間のバッテリー駆動に対応する薄型ノートPCから、AIエージェントを24時間稼働させるコンパクトなデスクトップPCまで、幅広い用途をサポートするとしています。

大崎氏は、その計算性能を説明するにあたり、チップが最大1PFLOPS(FP4精度)のAI演算性能を備えると言及。少し前ならイベント会場に収まりきらないほどの規模のスーパーコンピューターやサーバーを必要とした計算性能を、小さなチップで実現できると述べました。



さらに、これまで“道具”として使われてきたPCは、今後はAIエージェントを動かすパートナーになっていくとの考えを示しました。研究者や技術者、学生がクローズドな環境でAIを実行するほか、最先端のゲームを楽しんだり、プロのクリエイターがデザインやシミュレーションに活用したりできると説明しました。

こうした環境をユーザーへ届けることはNVIDIAだけでは実現できないとして、パートナー各社との協業の重要性にも言及。日本でもAI、ゲーム、シミュレーションの環境を、ともに切り開いていきたいと語りました。

パートナー6社が製品展開へのメッセージ

セレモニーにはASUS、Dell、HP、レノボ、日本マイクロソフト、MSIの6社が参加。それぞれがNVIDIAとの協業や、RTX Spark搭載製品の展開についてメッセージを寄せました。

写真左からチュウ氏(ASUS JAPAN)、文氏(デル・テクノロジーズ)

ASUS JAPANのシステムビジネスグループ コンシューマー事業本部統括部長 デイビッド・チュウ氏は、最先端の技術をユーザーに届ける姿勢を示し、NVIDIAとより緊密に連携しながら、搭載製品をさらに市場へ投入していく方針を語りました。

デル・テクノロジーズの執行役員 コンシューマー&Eコマース営業統括本部 統括本部長である文英梅氏は、AIのパーソナル化はまだ始まったばかりで今後さらに進んでいくとの見方を示しました。「XPS 16 Creator Edition」にとどまらず、RTX Sparkを搭載した製品を増やし、より多くのユーザーにAIを届けたいとしています。

写真左から柳澤氏(日本HP)、大崎氏(NVIDIA)

日本HPのパーソナルシステムズ事業本部 事業本部長である柳澤真吾氏は、開発者や起業家との会話から、ローカルでAIを利用できる環境への強い期待を感じていると紹介しました。RTX Sparkを搭載する「OmniBook Ultra」については、性能を十分に引き出すために放熱を重視していると説明。日本のユーザーの使いやすさを考慮し、携帯性にも配慮したとしています。また、自社製品だけでなく、エコシステム全体を盛り上げていきたいと語りました。

写真左からリー氏(レノボ・ジャパン)、當野氏(日本マイクロソフト)

レノボ・ジャパンの執行役員常務であるトニー・リー氏は、AIが働き方や暮らし方を変えつつあると指摘しました。質問への回答や情報収集の支援から、ユーザーの意図を理解し、さまざまなタスクを支援する方向へ進化していくとし、より多くの人にAIを届ける姿勢を示しました。製品展開では、IFAで発表した「Yoga Pro 9i」と「Yoga 9i 2-in-1」に言及し、AI開発者やクリエイター、一般ユーザーなどのニーズに応えると説明。このうち「Yoga Pro 9i」について、本日11月2日から公式ストアで販売を開始するとコメントしました。

日本マイクロソフトの業務執行役員 コンシューマーチャネル事業部 Surface戦略本部長を務める當野喬之氏は、初代「Surface」がNVIDIA Tegraを採用していたことを振り返りました。当時は省電力性と性能を両立し、タブレットのタッチ操作と、キーボードによるPCの生産性を併せ持つ製品として、PCの使い方を変えることを目指していたと説明しました。

そのうえで、現在をAIによる大きな転機と位置付け、PCには人々の生産性や創造性をより高い段階へ引き上げる役割が期待されているとコメント。「Surface Laptop Ultra」を紹介し、NVIDIAとの長年の協力関係をさらに発展させ、より多くの価値や可能性を届けたいと語りました。

MSIコンピュータージャパンの社長であるリッキー・チャン氏は、RTX Sparkの発売を、AIをより身近にする大きな一歩として紹介しました。AI技術が今後も進化し、仕事や日常生活のさまざまな場面で活用されていくとの見方を示し、NVIDIAとともに新技術をより多くのユーザーに届けていきたいと語りました。


Game*Sparkでは、技術説明会で公開された情報やメディア向けに実施されたRTX Sparkの技術体験ツアーの模様も、追って掲載予定の別記事でお届けします。どうぞお楽しみに!


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