
『龍が如く』シリーズで知られる名越稔洋氏が率いてきた名越スタジオが、2026年10月31日の株主総会の決議により解散したことが、11月2日付の官報で明らかになりました。
官報に解散公告、代表清算人は森永実氏
11月2日付の官報(号外第240号)に掲載された解散公告によると、名越スタジオは10月31日の株主総会の決議によって解散。代表清算人として森永実氏の名前が記載されています。
公告では、同社に債権を持つ人に対し、掲載の翌日から2か月以内に申し出るよう求めています。期間内に申し出がない場合は、清算から除斥するとのことです。
株式会社は解散すると清算手続きに入り、債権・債務の整理などを経て清算結了の登記をした時点で法人格が消滅します。今回の公告は、この清算手続きの一環として債権者に申し出を促すものです。

10月の時点では「登記簿上は存続」
Game*Sparkは10月5日、名越スタジオの登記簿を確認した結果を報じていました。海外メディアVGCの編集長・Andy Robinson氏が、ポッドキャストで「名越スタジオはすでに無くなった」との見方を示したことを受けたものです。
当時の登記簿では、会社は存続しており、解散の登記もされていませんでした。一方で、名越氏を含む取締役は2026年3月31日付でそろって退任。5月31日付で森永実氏が改めて取締役に就任して代表取締役も兼ね、取締役会と監査役を置く旨の定めも廃止されていました。10月5日時点で在任していた取締役は、森永氏1人のみです。
今回の解散公告では、その森永氏が代表清算人を務めています。名越氏や、プロデューサー・取締役を務めていた佐藤大輔氏らが再任しないまま、スタジオは解散に至った形です。
2022年に誕生し、2025年末に『GANG OF DRAGON』発表
名越スタジオは2022年1月、NetEase Gamesの100%出資によるゲーム開発会社として公式サイトを開設。コンソール中心にワールドワイド向けのハイエンドタイトルを開発するとしていました。2025年12月のThe Game Awardsでは、マ・ドンソクさんが主演する新作アクションアドベンチャー『GANG OF DRAGON』を発表しています。
しかし2026年3月に、NetEaseによる資金提供の打ち切りをBloombergが報道。4月には公式YouTubeチャンネルが削除され(のちに復旧)、5月にはスタジオの公式サイトがアクセス不可になりました。
6月には、佐藤氏のXプロフィールが「元名越スタジオ」という内容に変わっていたことが話題に。Game*SparkがスタッフのLinkedInを調査したところ、2026年5月末で名越スタジオを離れたメンバーが複数人いることもわかっていました。
記事執筆時点で『GANG OF DRAGON』のSteamストアページは閲覧可能で、リリース日は「近日登場」のままですが、残念ながら世に出ないままに開発中止になる可能性が高そうです。













