初期『アサシン クリード』を支えたパトリス・デジーレ氏が率いるPanache Digitalの新作『1666: Amsterdam』のお披露目時に、ゲーム内や宣伝素材に生成AIで作られた画像が使用されていたという指摘を受けて、デジーレ氏が海外メディアEurogamerのインタビューに応じ、謝罪しました。
「製品版にはAIアセットを一切入れない」

本作は、17世紀のアムステルダムを舞台に、魔術と呪法を操るノアと、1999年から召喚され猫の姿となったアーロンを主人公とするアクションアドベンチャー。昼は市民に紛れた「オリジナルス」を追跡し、夜は本性を現した彼らと戦うなど、昼夜で異なるゲームプレイが展開されます。
デジーレ氏はEurogamerのインタビューで、同作の発表時に生成AI画像が使用されていた件について、6月9日の声明に次ぎ、改めて謝罪。「製品版にはAIアセットを一切入れない」「今後は利用を減らしていく」と表明しました。
一方で、ゲームに収録するAI生成アセットと、開発過程でAIツールを利用することは別としており、初期開発における効率化ツールとしての利用には前向きな姿勢を示しています。「生成AIならば、3秒で75通りのバリエーションを作れる」と述べたほか、「私たちはAIに満ちた世界に生きています。お互い正直になりましょう」とも語っています。

AI利用をめぐる発言に批判も

こうした発言に対し、海外メディアAftermathは、プロのアーティストを雇いながら手軽さを理由にAIの利用を正当化しようとする開発姿勢や、生成AIをめぐる懸念に対する認識について批判しています。
(Aftermath) 1666: Amsterdam uses so much GenAI they’ve essentially forgot which are AI assets
by
u/Noirsam in
TwoBestFriendsPlay
また、この話題を扱った海外掲示板Redditでは、「AI以前はゲーム開発が不可能だったとでも思っているのか」「手間を省くことばかり考えるなら、作る側も遊ぶ側も情熱を持てない」といった批判的な意見が寄せられ、ゲーム業界における人員削減の問題と結びつけて懸念する声も上がっています。
生成AI画像の使用について謝罪し、製品版にはAIアセットを使用しない方針を示したデジーレ氏。一方で、開発過程における生成AIの活用には前向きな姿勢を見せており、一連の発言に対してコミュニティから厳しい意見が寄せられています。
『1666: Amsterdam』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに現地時間2026年8月25日より早期アクセス版として配信予定です。








