
eスポーツチーム「SCARZ」を運営するXENOZは、スポンサー企業であるアルテクナとの取り組み事例を公開しました。BtoB技術系企業がeスポーツスポンサーシップを通じて、採用ブランディングと営業活動の双方で具体的な成果を上げた事例として紹介しています。
アルテクナは年間約30名の新卒エンジニアを採用していますが、BtoB企業ゆえに採用候補者への認知度が低いことが課題でした。加えて、取引の約8割がリピートの既存顧客営業において、訪問時の話題づくりに活用できるコンテンツの不足も抱えていたといいます。グループ会社の社員がeスポーツ世界大会で優勝したことを契機に、採用ターゲットである20代前半のエンジニア層とゲームファン層の親和性に着目し、SCARZのスポンサーシップに踏み切りました。


新卒の約半数がSCARZを認知、SNSは最大40倍のアクセス
スポンサーシップの成果は、採用・情報発信・営業の3領域に表れています。
採用面では、年間約30名の新卒採用者のうち約半数が入社前からSCARZを認知しており、採用市場での認知度向上に寄与しました。内定式でゲーマー向けSNS「Discord」を交換し合う文化が自然発生するなど、組織カルチャーへの波及も見られるとしています。
情報発信面では、SCARZ関連コンテンツの発信時にSNSアクセス数が通常の最大40倍に達し、平常時でも2~4倍の増加を記録しました。アルテクナ担当者は「SCARZさんコンテンツは、見てくださる方の桁が違います」とコメントしています。
営業面では、SCARZとのコラボレーションノベルティを既存顧客との関係維持に活用。地域に依存せず全国の商談で話題にできる点も利点として挙げられています。
社内eスポーツ大会や接待イベントなど活用領域を拡大へ
両社は今後、スポンサーシップの活用領域をさらに広げる方針です。具体的には、SCARZ支援による社内eスポーツ大会の開催、展示会向けコラボノベルティの展開、さらにSCARZのグループ会社である大丸松坂屋百貨店・パルコの会場を活用した取引先向け接待イベントの検討を開始しています。
XENOZは2022年にJ.フロントリテイリンググループの一員となっており、百貨店や商業施設との連携によるリアルイベントの展開は、グループシナジーを活かした新たな価値提案といえます。同社は「一般消費者との接点が少ないBtoB企業こそeスポーツのデジタルリーチ力が活用できる」としており、今後も同様の活用事例を提案していく考えです。






