
デジタルマーケットインテリジェンス大手のSensor Towerは2026年5月12日(現地時間)、モバイルアプリ市場の分析サービスを手がけるAppMagicの買収を発表しました。AppMagicは今後、Sensor Towerの中小企業(SMB)向けサービスとして位置づけられます。
Sensor Towerは世界数千社のエンタープライズ顧客を抱える一方、中小規模の事業者向けには専用のソリューションを持っていませんでした。今回の買収により、小規模なモバイルゲームスタジオやインディーデベロッパーといった層にもサービスを広げる狙いです。
AppMagicの強みはゲーム領域の競合分析
2016年設立のAppMagicは、中小企業向けの競合分析インテリジェンスを提供しており、特にモバイルゲームエコシステムに関するインサイトに強みを持つことで知られています。
AppMagic創業者兼CEOのMax Samorukov氏は、Sensor Towerへの参画により「お客様はより豊富なデータと、これまで以上に広範な市場ビューにアクセスできるようになる」とコメントしています。
拡大するモバイルアプリ市場が背景に
買収の背景には、モバイルアプリ市場の継続的な成長があります。Sensor Towerの「2026年版モバイル市場年鑑」によると、2025年のアプリ新規ダウンロード数は1,490億件に達しました。こうした市場拡大を受け、エンタープライズ以外のセグメントへのサービス展開が事業機会になると同社は判断しています。
Sensor Tower共同創設者兼CEOのOliver Yeh氏は「両社のチーム、テクノロジー、製品を統合し、モバイルアプリとゲームエコシステムのすべての段階をサポートするSMB向けサービスを提供できることを楽しみにしている」と述べました。
既存プラットフォームとの統合で総合力を強化
Sensor Towerは現在、デジタル広告インサイトの「Pathmatics」、「Web Insights」、「Audience Insights」などを含む包括的なプラットフォームを展開しています。今回の買収は、モバイルアプリ分析に加え、PC・コンソール領域やライブオペレーションインテリジェンスを含むゲームコミュニティ向けデータ提供の強化にもつながるとしています。






