Metaが、アップルのUIデザインチームの責任者アラン・ダイ氏が12月31日付けでMetaに加わり、消費者向け製品群全体のデザイン、ソフトウェア、AIの統合を監督する職務に就くことを明らかにしました。
Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは水曜日、同社が「知性を新たなデザイン素材として扱っていく」との考えを示し、Threadsに「AIメガネなどのデバイスが、テクノロジーや人と人との繋がり方を変える新しい時代に入りつつある」「その可能性は計り知れないものだが、特に重要なのは、それによる体験が自然で、真に人間中心であると感じられるようにすることだ」と述べています。
アップルにおけるダイ氏は、CDO(Chief Design Officer)だったジョナサン・アイブ氏の退職後、同氏が担っていたUIデザインをとりまとめる職務を引き継いでこれまでアップルに貢献してきました。

ダイ氏は、2006年にアップルに入社後マーケティングおよびコミュニケーションチームにクリエイティブディレクターとして活躍した後、2012年にアイブ氏のUIチームに加わりiOS 7をはじめ歴代のiOS、iPadOS、macOS、watchOS、visionOSのデザインアップデートに携わってきました。最近ではVision ProのUI開発に携わり、 iOS 26 およびmacOS 26では大きなUI刷新となったLiquid Glassデザインの導入を率いました。
なおアップルは、同社に25年以上勤め、そのうちの多くをデザインチームでデザイナーとして活躍してきたスティーブン・ルメイ氏がダイ氏の抜けた穴を埋めるとしています。
今週、アップルからはAI責任者のジョン・ジャナンドレア氏が2026年春離脱し、マイクロソフトに加わることも明らかになっています。ジャナンドレア氏の後任は元マイクロソフトのAI研究者アマル・スブラマニヤ氏と発表済みです。












