
『Halo』シリーズに17年間携わってきたアートディレクターのGlenn Israel氏が、「正式に『Halo』への貢献を終えることとなりました」と衝撃的なメッセージをSNSに投稿しました。
◆「あなたには“選択の自由”がある」
Israel氏は、Bungieと343 Industries(現Halo Studios)で、『Halo 3: ODST』『Halo:Reach』『Halo 4』『Halo 5: Guardians』『Destiny』など数多くのプロジェクトに貢献してきた人物です。
しかし10月7日、LinkedInに投稿されたのは「本日をもって、17年という長い年月を経て、私は『Halo』世界への貢献を正式に終えることとなりました」というシリーズおよびスタジオからの離脱を告げるメッセージでした。
ベテランのアートディレクターが去ることは、もちろん業界として大きなニュースではあります。
投稿はその後「このメッセージを必要とする全ての人へ伝えたい」と続き、ゲーム業界の状況が深刻であることは承知の上で、「“選択の自由”があることを決して忘れないでください。富や名声、安全や権力を約束されたとしても、あなた自身の健康、尊厳、倫理、価値観と引き換えにする価値はありません。そして誰もそれを強制することはできません。強くあり続け、自分の居場所をみつけてください」という意味深な文章で綴られています。
また、同氏は「現時点でこれ以上語ることはほとんどありませんが、来年、絶対に安全になったと確認できた時点で、この特別な物語を全てお伝えするつもりです」と、何が起きたのか本メッセージの意図を将来的に明かすことを仄めかしています。

◆Halo Studiosで相次ぐ離脱、ファンに広がる不安
2025年9月中旬にはHalo Studiosのチーフスタッフ・Melissa Boone氏が去ったこともあり、「IGN」や「Windows Central」など複数の海外メディアがこの投稿を「不穏なメッセージ」と取り上げました。
さらに、新たな発表が予定されている「Halo World Championship」(10月24日から26日開催)を目前に、『Halo』ファンに困惑と混乱を引き起こしたと報じています。
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