
2025年9月1日、アタリのCEOであるウェイド・ローゼン氏が海外メディアVGCのロングインタビューに答え、その中で『AZEL -パンツァードラグーン RPG-』『伝説のオウガバトル』『スナッチャー』といったレトロゲームに関わりたいという意思を示しました。

レトロゲームの復刻にも力を入れてきたアタリ。はたして野望は実現するか

近年のアタリは、同社の歴史を詰め込んだ『Atari 50: The Anniversary Celebration』や、『ウィザードリィ 狂王の試練場(2024リメイク版)』を開発したDigital Eclipseを買収しており、レトロゲームの復刻事業に力を入れています。
同社CEOのウェイド・ローゼン氏は現在の同社のスタンスについて、VGCのインタビュー中で以下のように答えています。
私たちは「よし、何かで世界一になろう」と決意したんです。当時、会社はノスタルジアを感じるライセンス事業に頼って生きてきました。それで何も悪いことは起きません。私たちは熱狂的なファンに、ノスタルジアを大切に思っていることを確実に知ってもらえるよう、一生懸命努力しています。
でも、「俺たちはレトロゲームで成功できる。世界最高のレトロ企業になれる」と思ったらどうでしょう? 箱に詰め込んで終わりにすればいいだけの話でしょうか? 技術の限界を押し広げて、レトロで本当に革新的なことをやろうとしています。
最終目標は常に、私たちが心から情熱を注げることと、商業的に実現可能なことの両方を実現しようとすることです。しかし、少なくとも、どんなビジネスにもギブアンドテイクはつきものだと私は思います。どちらか一方に偏りすぎたり、数字ばかりにこだわったりすると、会社の精神を損ないます。今の業界では、その両方が頻繁に見られるので、私たちはその境界線をうまく越えようとしています。
その上で、ウェイド・ローゼン氏は「人生は短い。私にだって人生はある。もし『AZEL -パンツァードラグーン RPG-』『伝説のオウガバトル』『スナッチャー』といった作品に関われる機会があったら……」と述べ、これらの作品に関わりたいという意思を見せました。

近年は『Mortal Kombat: Legacy Kollection』といった北米圏では伝説的なタイトルの復刻もしつつ、カルトな人気を誇る1997年の西部劇FPSのリマスター『Outlaws + Handful of Missions: Remaster』をも行っているアタリ。Digital Eclipseに関してはコナミのタイトルの復刻である『Teenage Mutant Ninja Turtles: The Cowabunga Collection』もすでに手掛けており、もしかしたら、先に挙げた3タイトルがアタリから復刻されることも充分にあり得るのかもしれません。
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