
既に本メディアでもお伝えしているように、中国国内でのリリースが直前に延期された『ディアブロ イモータル』ですが、大きな動きがないまま既に2週間が経とうとしています。
課金周りなどで批判もされている『ディアブロ イモータル』ですがその人気には目を見張るものがあり、mobilegamer.bizによれば公開後の1ヶ月で1,000万ダウンロードを達成し、売上にすると4,900万ドルにも達するとしています。

中国の圧倒的な人口とそれに伴う潜在的なゲーム人口の多さを鑑みれば、リリースが遅れれば遅れるほどより大きな痛手となるのは言うまでもありません。
今回の公開延期に関して、ディアブロ イモータル公式アカウントが習近平国家主席に対する不適切な投稿を行ったことが原因とする一部報道もあり、これが事実であれば問題が複雑化するのは確実です。
redditの投稿によれば、「熊の辞任せざるは何故か」を意味する"熊怎么还不下台..."という投稿がディアブロ イモータル公式アカウントが行ったこと。また、投稿が"美国"すなわちアメリカから件の投稿が行われたこと、投稿はディアブロ イモータル公式アカウントにアクセスが可能なマーケティング部門の人間によるものといった情報が寄せられています

2019年には意図しない政治的揶揄の混入により販売中止となり、そのパブリッシャーも中国国内での営業免許の取り消しに至ったホラーゲーム『還願 DEVOTION』の先例もあることから、今後の動向が気になる話題ではあります。