ウクライナ脱出の顛末を、話題を呼んだ『FFXIV』配信者が語る―公式やファンにも動きが | GameBusiness.jp

ウクライナ脱出の顛末を、話題を呼んだ『FFXIV』配信者が語る―公式やファンにも動きが

ファンたちもウクライナの為にゲーム内で行動を起こしています。

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ウクライナ脱出の顛末を、話題を呼んだ『FFXIV』配信者が語る―公式やファンにも動きが
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ファイナルファンタジーXIV(FFXIV)』配信者のZeplaさんは、自身がウクライナから脱出した際の詳細を明かしました。

Zeplaさんは、かつてウクライナ・キエフに在住していた『FFXIV』をメインに活動しているストリーマーです。約1カ月前、彼女は不安を吐露しつつも、同居しているペットが理由で即座に国を離れられないことを告白していました。そしてロシアによる侵攻開始と同日に脱出を開始、翌日には無事に隣国ポーランドにペットと共にたどり着いたことを報告しています

今回の配信は避難先であるポーランドから行われており、「感情的な配信になると思う」という言葉から始まりました。Zeplaさん曰く、家を去る際は「帰って来られるかどうか」は考えていなかったとのことです。そんな彼女が無意識に家から持ち出していたのは『FFXIV』に登場するマスコット的キャラクターである「モーグリ」の人形。「(普通は)逃げ出そうって時に持っていくものじゃない」と笑いながらも、数ある同作のコレクションから「モーグリ」を持ってきたことを誇りに思うと語りました。

出典「Zepla's Heatbreaking story of escaping Ukraine」

また、Zeplaさんはウクライナ人の恋人についても言及。この恋人は彼女と同じくキエフに住んでおり、脱出に向かうためにリヴィウ州(ポーランドに隣接)に一緒に来て欲しいと頼んだものの、高齢の母の介護などの事情から断られてしまったそうです。

そして、彼を置いてリヴィウ州に到着した彼女を新しく悩ませたのは、ペットを国外に連れて行くための書類手続きでした。この件に関してZeplaさんは、国境を渡った当時は爆撃を理由に書類に関係なく通されたことを根拠に、「(書類は)どれも(実際には)必要なかった」と強く主張。この手続きさえなければ、自分のようにキエフに留まらざるを得なかった人がもっと早く脱出できたといいます。

最終的に脱出できた彼女ですが、当時は「『ELDEN RING』のことだけツイートできればどんなに良かったか」と思っていたことなどを語り、「ウクライナは絶対に降伏しない。(中略)プーチンは代償を払う事になり、正義は為される」とトークを締めくくりました。

出典「Zepla's Heatbreaking story of escaping Ukraine」

なお、『FFXIV』公式では「現在の世界情勢」を理由に「ハウジング自動撤去カウンター」の再開を中止したことを発表しました。ファンコミュニティ間では、ウクライナ国旗を模したコスチュームを身にまとったプレイヤー達が祈りを捧げている様子が報じられています


《ケシノ@Game*Spark》

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