
CRI・ミドルウェアは、自社が提供しているサウンドミドルウェア「CRI ADX2」にて、ドイツに本社を置くヤマハミュージックジャパンの子会社Steinberg Media Technologyが提供しているデジタル・オーディオ・ワークステーション「Nuendo」と連携する機能をリリースすると発表しました。
「Nuendo」は、音楽制作・収録・編集等を行うソフトウェアとして、世界中のプロの現場で愛用されている最先端のデジタル・オーディオ・ワークステーション。今回発表された連携機能のリリースによって、「ADX2」-「Nuendo」間のデータのやり取りがシームレスかつスムーズに行われ、ゲームサウンドの更なるクオリティアップに貢献するとのことです。
なお、リリース時期は、日本国内向けには2021年初めを、全世界向けには2021年中頃を予定しているとのことです。
「GAC(Game Audio Connect)」機能で、NuendoとADX2がシームレスに連携
Nuendoは音楽制作、収録、編集等の作業が行えるソフトウェアです。Nuendoが提供するGAC機能は、近年のゲームサウンド制作の複雑なワークフローに対応した機能となっており、ゲームへのサウンド実装作業の大幅な効率化を行う事が出来ます。
この度、ADX2がNuendoの提供するGAC機能に対応することにより、ADX2とNuendo間のデータのやり取りが格段にスムーズになります。たとえば、Nuendoで作成したサウンド素材を再調整する場合、通常であればサウンド素材を作成したNuendoプロジェクトを探して開く必要があります。ADX2対応のGACを使用すると、ADX2のサウンドオーサリングツール上でそのままNuendoプロジェクトを開くことが出来ます。また、再調整したサウンド素材を直接ADX2ツールに素材登録することも可能です。
両ツールの連携により、数千・数万を超える膨大な数のサウンド素材を扱うケースが増えているゲームサウンドの制作において、大幅な作業の効率化が図れ、サウンドデザイナーはサウンド調整に集中でき、さらなるゲームサウンドのクオリティアップに貢献します。
【Nuendoについて】
Nuendoは、世界中の映画/TVのポストプロダクション、ゲームオーディオ、イマーシブサウンドの現場で使われている最先端のデジタル・オーディオ・ワークステーションです。世界中に150万人以上のユーザーを持つオーディオソフトウェア/ハードウェアブランドであるSteinbergが、2000年にNuendoの最初のバージョンを発売し、現在に至るまで日々進化を続けています。
●公式サイト
https://new.steinberg.net/ja/nuendo/