海外メディアPolygonは、2017年に提起されたAMゼネラルとActivisionとの訴訟がActivision側の勝利に終わったことを報じました。これは、2017年にAMゼネラルが、『コール オブ デューティ』シリーズにおいて、米陸軍の制式軍用車両でAMゼネラルが手掛ける「ハンヴィー(HMMWV、Humvee)」が無断でゲームに登場しているとし、各種の差し止めを求めてActivisionを訴えていたもの。Polygonによれば、今回の判決において判事は、「パブリッシャーの動機は様々な国の軍隊を現実的な文脈で紹介することであり正当である」と判断を下したとのことです。また判事は、同作における「ハンヴィー」の利用法は「現代の戦争をシミュレートしたビデオゲームにおいて実際の車両を用いることでリアリティと臨場感をもたらすもの」として芸術性を持つとし、両者の製品に混乱を招くものでもないとコメントしました。今後、更なる訴訟が行われるのかなど不透明な部分も多いものの、流れ次第では現代をベースとしたミリタリージャンルのタイトルが再び増えることになるのかも知れません。
コーエーテクモゲームス、著作権侵害で海外アプリ会社を訴訟―Web広告でゲーム音楽や画像、さらには社名まで無断使用される 2024.4.9 Tue 著作権侵害は今回が初めてではなく、過去に複数回にわたって警…
Activision Blizzardは『CoD』リーグを独占支配している―米Optic Gamingのオーナーと元選手が連名で提訴 2024.2.19 Mon Activision Blizzardは「破壊的な訴訟に失望している」とコメン…
『ウマ娘』に40億円もの損害賠償と差止請求―特許権を侵害しているとして、コナミデジタルエンタテインメントがCygamesを提訴 2023.5.17 Wed Cygamesが発表。発表直後は公式サイトがダウンして閲覧できない…