『Splitgate 2』開発元・1047 GamesでCEOを務めるIan Proulx氏は、「Summer Game Fest 2025(SGF2025)」でMAGA風の帽子を被って登壇したことをX(旧Twitter)で謝罪しました。ある程度の論争が起きると承知していたものの、政治的な意図は全くなかったと弁明しています。
MAGA風帽子に政治的な意図は全くなかったと釈明
6月7日に開催された「SGF2025」で『Splitgate 2』のプロモーションのために出演したIan Proulx氏は、「FPSを再び偉大に」と書かれたMAGA風の帽子を被ってステージに登場。「毎年同じ『Call of Duty』をプレイすることに飽き飽きしている」と、マルチプレイFPSの現状を痛烈に批判しました。
SGFが開催されたロサンゼルス州では、トランプ政権による移民の一斉摘発を発端に移民税関捜査局と住民の間で衝突が起きています。
そんな緊迫した状況の中で、トランプ支持者のシンボルとなっているMAGA帽子のようなデザインの帽子を被って登壇したため、『CoD』シリーズへの挑発的な発言もあわせて大きな批判を浴びました。
その後、Ian氏はMAGA風の帽子について釈明する声明をXに投稿。謝罪ではなく誤解を解くための声明であると前置きしたうえで、「これは政治的な主張ではなく、文字通りの意味なので、額面通りに受け止めて欲しい」とコメントしていました。
あくまで謝罪を拒否する姿勢を見せていたIan氏ですが、6月11日にはMAGA風の帽子について謝罪する動画を投稿。
物議を醸すのは承知のうえで、注目を集める何かが必要だったと帽子の意図を説明し、自身のプロモーションによりコミュニティに分裂が生じたことを本当に申し訳なく思っていると謝罪しています。