Genvid、インタラクティブ・ストリーミング機能搭載の新作5タイトルを発表…Huyaやドコモ・ベンチャーズなどからの資金調達も明らかに | GameBusiness.jp

Genvid、インタラクティブ・ストリーミング機能搭載の新作5タイトルを発表…Huyaやドコモ・ベンチャーズなどからの資金調達も明らかに

Genvid Technologiesは、GDC 2020で発表予定だった新作タイトル5作品を発表しました。またHuyaなどからの資金調達も明らかになっています。

ゲーム開発 ミドルウェア
Genvid、インタラクティブ・ストリーミング機能搭載の新作5タイトルを発表…Huyaやドコモ・ベンチャーズなどからの資金調達も明らかに
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インタラクティブ・ストリーミングSDKを開発するGenvid Technologiesは、3月18日に同社のSDKを組み込んだインディーデベロッパーによる新作5タイトルを発表しました。また、中国でライブストリーミングサービスを提供するHuya、NTTドコモ・ベンチャーズ、サムソン・ベンチャーズからの資金調達もあわせて発表しており、シリーズBでの調達額は予定を超過する3,300万ドルとなり、現時点での調達総額は5,300万ドルに到達しています。

Genvidは、YouTubeやTwitchなどのライブストリーミングサービスにおいて、プレーヤーと視聴者がよりインタラクティブに交流できる機能を組み込む「Genvid SDK」というミドルウェアを提供しています。

Genvidを活用した5作品が発表


今回発表されたGenvid SDKを活用したゲームとストリーミングのイメージ

発表にあわせてGenvidのJacob Navok CEOは「最優先事項は常にゲームのプレーヤーですが、観客を楽しませてエンゲージすることは今や非常に重要であり、事実上すべてのゲームでインタラクティブ・ストリーミングが不可欠です。今回公開しているゲームはこれまで以上に進化しており、無数のプラットフォーム、インフラストラクチャ、ゲームエンジンにまたがる当社の技術の力を示しています」 と語っています。今回発表された5作品は以下の通り。

『Deadhaus Sonata』(Denis Dyack's Apocalypse Games)


『Eternal Darkness:Sanity's Requiem』や『Metal Gear Solid:The Twin Snakes』、『Blood Omen:Legacy of Kain』で知られるカナダのデベロッパーDenis Dyack氏は、今年後半にすべてのプラットフォームでリリース予定のFTPの協力プレイアクションRPGである 『Deadhaus Sonata』に強力なライブストリーミング機能を組み込むべく開発中です。 AmazonのLumberyardで構築されているこのゲームでは、真にインタラクティブなストリーミングを備えたゲームの未来を垣間見ることができます。 プレーヤーはアンデッドのアンチヒーローの役割を果たしますが、ライブストリームの視聴者はダンジョンマスターとして罠を仕掛けたり、モンスターを出現させたり、ストリームを介してゲームプレイに影響を与えたりできます。 また、『Deadhaus Sonata』では、ライブストリームの視聴者は、プレーヤーが移動するための経路を隠したり出現させたり、パズルを解いてプレーヤーの新しい武器をアンロックしたりすることも可能です。

「Genvid の技術を使用することで、Deadhaus Sonata はプレイするのと同じくらい見るのが楽しいゲームになるように進化しています」と、Dyack氏は語ります。 「ライブストリームの視聴者は、アクションをただ見るだけではなく、毎回どのようにアクションが展開されるのかに重要な役割を果たし、それぞれのアクションに影響を与えることができます。プレーヤーと視聴者は、Genvid SDK がゲームにもたらす対話性と深さのレベルに圧倒されるでしょう」



『In The Black』(Impeller Studios)


これまで『Crysis』、『Far Cry』、『the TIE Fight』や 『X-Wing』のシリーズ等に関わってきた開発者たちの開発経験を合わせると150年以上というImpeller Studiosが近日発売予定している『In The Black』は、非常に期待されているハードコアなチームベースのPC用スペースシューティングゲームです。Unreal Engine 4とGenvid UE4 プラグインを使用して、In The Black ライブストリームの視聴者は、インタラクティブなゲームマップ、プレーヤー情報カード、賞金、賭け、応援システムにアクセスでき、今後もプレーヤーとストリーム視聴者両方から活用できるその他の多くの機能が追加される予定です。



『Retroit』(Black Block)

フィンランドのヘルシンキに拠点を置く、これまで情報を一切開示してこなかったモバイルゲームスタジオBlack Blockは、今回初めて、モバイル初の MMO である『Retroit』を公開しました。本作は、何千人ものモバイルプレーヤーが同時に参加することを想定している、パーシステントオープンワールドのシティドライビングゲームです。

Black Blockは、GenvidライブストリームテクノロジーをGodotエンジンに統合しており、常に神視点を見せるストリーミングを開発者側がホストとして配信します。そこで視聴者は障害物を落とすことで事故を誘発したり、ギフトアイテムを積んだ装甲車を落としたり、警察の追跡を開始もしくは阻止することで、プレーヤーの邪魔またはアシストすることが可能です。



『Demolition Robots K.K.』(Throw the Warped Code Out)


『Back in 1995』等で知られる日本のインディースタジオThrow the Warped Code Out(株式会社ヘッドハイ)は、4 人対戦ロボットアクションゲーム『Demolition Robots K.K.』を2020年冬にニンテンドースイッチと PC でローンチする準備を進めています。プレーヤーたちは解体業者となり、巨大ロボットを操作して街を破壊します。

本タイトルはUnityで開発され、PC版ではGenvidの最先端のストリーミング向け技術を使用しています。本ゲームのTwitchストリーミングでは、視聴者に「かつてこの街に住んでいた人」という設定が与えられます。ステージ上のすべての建物に動画視聴者のTwitch IDが割り振られ、視聴者はビルに誰が割り当てられているか見ることが可能。視聴者自身の建物には”My Home”と表示されており、これが破壊されると専用の「トラップ投下ボタン」が使用できます。ゲーム内へトラップを送り込むことで、プレーヤーを直接邪魔することも。トラップにはそれを送った視聴者の Twitch IDがゲーム内に表示されるため、邪魔されたプレーヤーが視聴者に対して面白い反応をするだろうと開発者は期待しています。



『ドンさわぎ 』(ハーツテクノロジー)


日本のソフトウェア開発者であるハーツテクノロジーの、これまでにない実験的なゲームである『ドンさわぎ』は、Unityを使用して開発されたニンテンドースイッチ向けのシンプルなテニスのような対戦型アクションゲームです。

Genvid を採用し観客からのインタラクションを入れることで観戦用スポーツの定義を拡張し興味深い体験を提供します。ドンさわぎとは「ドングリのお祭り」を意味する造語で、大量のドングリがフィールドに落下してくる中、プレーヤーはラケットなどのアイテムを使用してそれらを敵陣に打ち込みます。どんぐりは数秒後にポップして弾けるため、その前に打ち込む必要があります。敵陣でより多く弾けさせたプレーヤー・チームが勝利するというシンプルなゲームシステムです。

インタラクティブなライブストリーミング上で視聴者はドングリが弾けたときに現れる青い炎を収集して「ドンポイント」を獲得し、それらのポイントを使用してゲームに参加します。プレーヤーを応援してクラッカーを鳴らしたり、より強力なイガグリやアップグレードされたラケット等のアイテムをお気に入りのプレーヤーに送ってサポートしたり、ゲーム内に花火を打ち上げて盛り上げることが可能です。また、カメラ切り替えにより好きな視点での視聴を楽しむこともできます。『ドンさわぎ』は2020年夏にリリース予定です。





Huya、NTT ドコモ・ベンチャーズ、サムソン・ベンチャーズからの資金調達も発表


Genvidは新作タイトルのアナウンスだけでなく、中国のライブストリーミングサービス大手のHuya(虎牙)、NTT ドコモ・ベンチャーズ、サムスン・ベンチャーズからの資金調達も発表しています。加えて、Twitchの元 head of developer relationsである JT Gleason がアドバイザーとして就任したことも明かしました。

注目はHuyaとの連携です。日本国内での知名度は高くありませんが、中国国内での人気やユーザー数は圧倒的なライブストリーミングサービスです。このプラットフォームにGenvid SDKが対応することで、中国本土のユーザーに向けてもGenvidのサービスを提供できるようになります。

今回の投資について各社は以下の様に語っています。

Genvid Technologies Jacob Navok CEO

今回ご一緒する戦略的投資家の方々は、プラットフォーム多様化、グローバル展開、双方の観点で飛躍をもたらしてくれる理想的パートナーです。サムスン・ベンチャーズは、モバイルに接続する事によりテレビにインタラクティブ・ストリーミングを展開するきっかけになるでしょう。Huya は、我々の中国進出に対して劇的な後押しになってくれますし、リッチで確かなインタラクティビティのための「Write-once, deploy everywhere(1回のコーディングで、どこにでも実装できる)」ソリューションとしての Genvid の存在を確固たるものにしてくれます。さらに、Huyaはコンテンツのマネタイズに非常に優れており、開発者に対して新たな収益機会を提供する力を我々に与えてくれます。また、NTT ドコモとは 2019 年東京ゲームショーの5Gショーケースにおいて提携しましたが、今回の投資は、双方の、5Gイニシアチブを活かしてライブストリーミング機能を向上させたいという共通した願いが反映されたものです。我々のビジョンを共有してもらえる素晴らしいパートナー様達とご一緒できることに大変感激しております。

Huya Shirley Hua氏( Head of strategy and investment )

Genvid は、世界中のゲーム開発者に対して提供されるインタラクティブ・ストリーミング・テクノロジーのトップ企業です。当社とのパートナーシップは、e-Sportsやストリーミング用に構築される新しいゲームに対して大きなチャンスを提供する事になります。

インタラクティブ・ストリーミングはより深く創造的なエンゲージメントをもって、より多くの視聴者を引き付けていく大きな可能性を秘めています。

NTTドコモ 佐藤浩之氏(スマートライフ推進部 担当部長)

Genvidによって、複数の動画プラットフォームに対応したインタラクティブ・ストリーミングの開発が大きく促進され、今後ドコモとのコラボレーションを含むデジタルエンターテイメント産業全体で新たな体験が生み出されていくでしょう。

編集部では、今回の資金調達や今後の展開についてGenvid担当者に取材予定です。詳細は追ってお伝えいたします。
《宮崎紘輔》

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