SIE、マイクロソフトら「HDRのゲーム体験の更なる向上を目指す」"HGIG"に参画 | GameBusiness.jp

SIE、マイクロソフトら「HDRのゲーム体験の更なる向上を目指す」"HGIG"に参画

HDR Gaming Interest Group (HGIG)は8月16日、HDR出力に対応したゲームコンテンツの体験が、様々な環境においても適切なレベルで担保されることを目的とした“HDR Game Content Production and Distribution Guidelines”を提案しました。

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SIE、マイクロソフトら「HDRのゲーム体験の更なる向上を目指す」
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HDR Gaming Interest Group (HGIG)は8月16日、HDR出力に対応したゲームコンテンツの体験が、様々な環境においても適切なレベルで担保されることを目的とした“HDR Game Content Production and Distribution Guidelines”を提案しました。

本ガイドラインは、ゲームとTV業界からHGIGに賛同した企業が共同でまとめたもの。記事執筆時点で同組織に参画しているのは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、マイクロソフト、LGエレクトロニクス、VIZIOの4社で、参加企業名は今後アップデートされていく予定です。

テレビやモニターの性能向上によって、輝度の幅(ダイナミックレンジ)が広がり、一般的になり始めた「HDR」(ハイダイナミックレンジ)技術。HDRは、ゲームにおける没入感を更に深め、業界でも対応タイトルが増えてきましたが、場合によってはその魅力が最大限活かしきれず、ゲーム性に影響を与えるケースも存在しています。

HGIGは各業界の企業が団結し、どのようにすればTVやPCディスプレイに搭載されている様々なHDR技術の魅力を最大限活かせるか、あらゆる検討を重ねながら、ゲーム開発/ゲームプラットフォーム/TVなどのディスプレイ、それぞれの視点で、現時点で最良となる事例を明らかにしています。

同組織は、HDR対応のゲームコンテンツ、最適化されたゲームプラットフォーム、TVやモニターといったディスプレイの三者が組み合わさることで、HDR技術を更に活用し、より深いゲーム体験が可能と報告。また、ガイドラインに提案されている事例は容易に実現可能であり、相互運用の改善なども含まれているとのことです。

HGIGは8月15日、バンクーバーでワークショップを開催し、ガイドラインに沿ったHDRのデモンストレーションを実施。同組織は、このような活動を通じて、ゲームやTV業界からの賛同企業を広く募っていく方針です。

HGIGについて


HGIGはHDR対応ゲームの体験を更に高めるべく、ガイドラインの提示について賛同いただいたゲームとTV業界の企業により構成されています。HGIG はStandards Development Organizations (SDOs) に則り基準を設けており、同様にSDOsに則って策定される他基準などと鋭意連携してまいります。

HGIGの公開しているガイドラインはこちらより閲覧できます。
《秋夏@Game*Spark》

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