シリーズ10周年を記念して『PixelJunk Monsters 2』が登場、キュー・ゲームス代表ディラン・カスバート氏に本作のポイントについて聞く | GameBusiness.jp

シリーズ10周年を記念して『PixelJunk Monsters 2』が登場、キュー・ゲームス代表ディラン・カスバート氏に本作のポイントについて聞く

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スパイク・チュンソフトから5月25日に新作ゲーム『PixelJunk Monsters 2』の配信を発表したキュー・ゲームス。第一作は2007年に配信され、国産タワーディフェンス系ゲームの先駆け的な存在の一つとなりました。10周年を機に完全3DCGゲームとなって復活した本作のポイントについて、同社代表のディラン・カスバート氏に伺いました。

最大4人までのCO-OPプレイに対応


ディラン・カスバート氏(以下:ディラン氏):前作は遊んでくれた?

――PS3版で遊びました。前作でタワーディフェンスを初体験したようなものです。

ディラン氏:ああ、ありがとう。前作は本当に多くの人に遊んでもらえて、全世界で100万ダウンロード以上記録したんですよ。それで、いまだに続編について問い合わせのメールが来るんですよね。そういった声に応えたくて作りました。


――プラットフォームはどうなりますか?

ディラン氏:PS4とPC、それからニンテンドースイッチ、5月25日に世界同時配信の予定です。対応言語は日本語・英語・中国語となります。北米価格は14.99ドルで、日本でも同程度の価格になります。

――前作は見下ろし型の2Dゲームでしたが、今作は完全3DCGなんですね。

ディラン氏:そうそう。プレイヤーキャラクターの「ティキマン」にカメラを寄せることもできますよ。もっとも、通常は見下ろし型のカメラ視点で、フィールド全体を見わたしながら遊ぶことが多いと思うんですが。

――ゲーム内容については変更がなさそうですね?

ディラン氏:はい。基本は変わってなくて、「チビ」と呼ばれる子ども達を守るため、次々に街道に迫ってくる多数のモンスターに対して、タワーを建てて防戦していきます。爆弾のようなアイテムを使って撃退したり、ティキマン自身を操作して攻撃することもできます。ただ、モンスターといっても本当は、呪術のようなもので洗脳されている住人という設定なんですよ。だから画面上では倒しているように見えるけど、洗脳が溶けたというイメージです。


――本作ならではの改良点といえば何でしょうか?

ディラン氏:ローカルだと2人、オンラインだと最大4人までのCO-OPプレイに対応した点です。難しくて1人ではクリアできないステージでも、友達を呼んで一緒にプレイすれば、攻略できるといった遊び方を想定しています。ゲーム内でのコミュニケーションは、アイコンを使ったビジュアルチャットで行う仕組みです。


――ハードをまたいでのCO-OPプレイはできますか?

ディラン氏:いえ、それはできません。ハードをまたぐと、かなりいろいろと大変なので。

――ティキマンに種類などはありますか?

ディラン氏:いえ、そういったものはありません。ただ、それだと全部同じキャラクターになってしまうので、仮面と背中の甲羅みたいなものを変更し、自分だけのティキマンに飾ることができます。これらもデザインが違うだけで、特性に変化はありません。変化をつけてしまうと、自分はこのデザインが好きなのに、使わないといったことがおきますよね。そういう風にはしたくなかったんです。


――全体的に、のんびりとした世界観ですよね。もともと、オリジナル版はどうしてこのような世界観になったんですか?

ディラン氏:ポリネシアをはじめ、南太平洋の島々の文化をミックスした感じにしました。自分自身、南太平洋の文化が好きで、イースター島などにも観光にいったくらいです。のんびりしていて、平和で、本当にいいところでした。仮面が木彫り風になっていたり、ティキマンがダンスしたりするところなどに、影響を受けています。

――ビジュアルもクレイアニメーション風になっていますね。被写界深度を自由に変えられるなど、ポストエフェクトも凝っています。ゲームエンジンには何を使われていますか?

ディラン氏:ゲームエンジンにはUnityを使っています。PS4で『The Tomorrow Children』を開発したときに蓄積したノウハウをかなり応用しました。おかげさまで、ニンテンドースイッチ版でも、PS4やPC版と遜色ないグラフィックが出せています。うちの6歳になる子どもがNHKの『ひつじのショーン』をはじめとした、クレイアニメーション風のCG番組が好きで、そこからヒントを得たんです。


――ステージにはどういった種類がありますか?

ディラン氏:火山・砂漠・雪原など5エリアがあり、それぞれ3つずつ、合計で15ステージです。それぞれのステージで達成度を儲けて、やり込み要素としています。前作では1ステージにつき15ウェーブの攻撃がありましたが、今作では10ウェーブに減らしました。その結果、だいたい1ステージで15分くらいのプレイ時間になっています。難易度も3つから選べます。単純に難易度を変えるだけでなく、攻撃タイミングなど細かい調整をほどこしました。

――敵キャラクターは何種類登場しますか?

ディラン氏:ザコからボスクラスまで全部で8種類あり、地面を歩くだけでなく、風船を使って空を飛んでくるものもいます。一方でタワーも「対地」「対空」「両方」で合計12種類があり、飛行中の敵キャラクターに対して風船を割り、地上に落としてから撃退しなければならない……といったものもありますよ。


――いろいろと説明をいただく中で、『1』を遊んだ時のことを懐かしく思い出しました。

ディラン氏:ああ、うれしいですね。本作は10周年を記念した完全版という位置づけで、前作のファンに感謝するために作りました。ぜひ遊んでみてください。

――ありがとうございました。
《小野憲史@Game*Spark》

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