マイクロソフト、フィーチャーフォン事業を鴻海の子会社などに売却 | GameBusiness.jp

マイクロソフト、フィーチャーフォン事業を鴻海の子会社などに売却

マイクロソフトは現地時間18日、フィーチャーフォン事業をFIH MobileとHMD Globalに売却する契約を結んだと発表した。売却額は3億5,000万米ドルで、2016年下半期に取引は完了する見通し。

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MicrosoftのCEOサティア・ナデラ氏(写真左)と鴻海を率いる郭台銘氏(同右)(C) Getty Images
  • MicrosoftのCEOサティア・ナデラ氏(写真左)と鴻海を率いる郭台銘氏(同右)(C) Getty Images
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  • 鴻海精密工業の郭台銘氏(c)Getty Images
 Microsoftは現地時間18日、フィーチャーフォン事業をFIH MobileとHMD Globalに売却する契約を結んだと発表した。売却額は3億5,000万米ドルで、2016年下半期に取引は完了する見通し。

 同日のNokiaの発表によれば、ブランドはHMD Globalが、事業にかかる資産の多くはFIH Mobileが取得することとなり、Microsoftがベトナムの首都ハノイに保有している工場「Microsoft Mobile Vietnam」についてもFIH Mobileに継承されるようだ。

 FIH Mobileは、シャープ買収によって、日本における知名度が急上昇した台湾EMS大手 鴻海(Foxconnグループ)の子会社。一方のHMD Globalはフィンランド企業で、Nokiaブランドのモバイル製品関連事業を手掛けるために設立されたベンチャー。今後はNokiaブランドの携帯電話やタブレットを手がけていくことが案内されている。今回の売却によって、Microsoftの約4,500人の従業員が、FIH MobileまたはHMD Globalに入社する形となる。

 なお、このような発表があると、携帯電話事業全般に対するMicrosoftの姿勢が気になるところだが、Windows 10 Mobileの開発についてはこれまで通り継続するほか、Lumia 650・Lumia 950・Lumia 950 XLなどのLumiaシリーズや、他社が手掛けるOEM端末のサポートも引き続き行うとしている。

Microsoft、フィーチャーフォン事業を鴻海の子会社などに売却!

《Tsujimura》

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