【CEDEC 2011】ポケモン田尻氏、石原氏が特別賞〜開発者が選ぶCEDEC AWARD 2011 | GameBusiness.jp

【CEDEC 2011】ポケモン田尻氏、石原氏が特別賞〜開発者が選ぶCEDEC AWARD 2011

ゲーム開発者がゲーム開発者の技術をたたえる「CEDECアワード」。純粋にゲーム開発を支える技術をフィーチャーしている点で、世界でも類を見ない内容となっています。毎年少しずつ修正が加えられており、特に今年はメインテーマ「クロスボーダー」に即した選出が行われ

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ゲーム開発者がゲーム開発者の技術をたたえる「CEDECアワード」。純粋にゲーム開発を支える技術をフィーチャーしている点で、世界でも類を見ない内容となっています。毎年少しずつ修正が加えられており、特に今年はメインテーマ「クロスボーダー」に即した選出が行われ
  • ゲーム開発者がゲーム開発者の技術をたたえる「CEDECアワード」。純粋にゲーム開発を支える技術をフィーチャーしている点で、世界でも類を見ない内容となっています。毎年少しずつ修正が加えられており、特に今年はメインテーマ「クロスボーダー」に即した選出が行われ
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ゲーム開発者がゲーム開発者の技術をたたえる「CEDECアワード」。純粋にゲーム開発を支える技術をフィーチャーしている点で、世界でも類を見ない内容となっています。毎年少しずつ修正が加えられており、特に今年はメインテーマ「クロスボーダー」に即した選出が行われた点が特徴でした。

各賞の結果は以下の通りです。

・著述賞:中島健吾氏
受賞理由:オンラインゲーム開発技術を取り扱った、本格的な技術書の著述

・特別賞
田尻智氏(ゲームフリーク代表取締役)
石原恒和氏(ポケモン 代表取締役社長) 授賞理由:遊びの本質を見失わず、かつ、たゆまぬ進化を続ける本格的なゲームデザイン

・プログラミング・開発環境部門:“Unity エンジン”開発チーム(Unity Technologies) 授賞理由:アマチュアからプロまで、モバイルからハイエンドまで幅広い範囲で使える洗練されたゲームエンジンを提供。プラットフォームの多様化が進む中、習熟しやすく、かつ移植性の高い開発環境を提供することでアプリケーションの可能性を広げ、また、開発者のすそ野を広げることに貢献している。

・ビジュアルアーツ:『ストリートファイターIV』シリーズデザインチーム(カプコン) 授賞理由:NPRの中でも単なるトゥーンレンダリングではなく水彩表現をリアルタイムグラフィックスで実現した、高いレベルのレンダリング技術と緻密なシルエットデザインがされているモデリング技術のバランスが生み出す効果の集大成を評価。

・ゲームデザイン: 日野晃博氏(レベルファイブ) 授賞理由:テレビアニメ番組と同時進行でゲームを展開させる『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』。書籍をゲームの一部として利用させるプレイスタイルを実現した『二ノ国 漆黒の魔導士』など、ゲーム内容に則すメディアの特性を最大限に活用した、メディアミックス前提のコンセプトワークを評価。

・サウンド:「CRI ADX2」開発チーム(CRI・ミドルウェア) 授賞理由:ゲーム開発で要求される音質・サイズ・デコード負荷全ての要求を満たす圧縮フォーマットを、マルチプラットフォーム対応ミドルウェア「CRI ADX2」として優れたサポート体制と共に提供、共通フォーマット/コーデックとオーサリング環境の提供による作業負荷軽減を実現することでゲームの品質向上に寄与している。日本製のミドルウェアとして、世界レベルの存在。
・ネットワーク:Amazon EC2/S3(Amazon Web Services LLC) 授賞理由:ハードとソフトとネットワークを仮想レベルで連結する技術により、ゲームの開発やネット上での提供に必要なCPU能力、ストレージ、ネットワーク等を、高い性能、信頼性、スケーラビリティでオンデマンドに提供するクラウドサービスを実現。世界規模の展開を推進する中、2011年3月からは東京データセンターを開設、日本国内でのクラウド利用のハードルを大幅に下げた。

今年の受賞で個人的に驚かされたのが、ゲームエンジン『Unity』の受賞でしょう。筆者は2年前に北欧のゲーム業界団体「ノルディックゲームズ」が開催したプライベートカンファレンスで実機デモのプレゼンテーションを取材しましたが(http://www.inside-games.jp/article/2009/10/01/37967.html)、参加した日本人の開発者は数えるほどでした。そこからわずか2年で、ここまで支持を集めるまでに浸透するとは、まったく想像できませんでした。

またノミネート作品の中には、インターネットと新聞編集ノウハウを融合し、個人向け号外システムを実現させた『IWATTE チーム(岩手日報社)』や、携帯電話を用いたARG『東京迷宮パズル』開発チーム、女流プロ将棋棋士を破る快挙をはたした「『あから2010』開発プロジェクト」など、ラジカルな視点の作品選出も見られました。ゲームの可能性を広げる試みとして、今後も続けていただきたいところです。

一方でCEDECアワードは、ノミネート委員会の所属や氏名が公開されており、選出理由も丁寧に解説されているにもかかわらず、選出対象が「タイトルの開発チーム」となっているのも、また特徴的です。せっかくの受賞の声も、開発者が誰か不明なままでは、感動が半減するというもの。昨今のゲームは組織力で開発されるとはいえ、もっと開発者個人をリスペクトできるような賞になってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。
《小野憲史》

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