稲船敬二氏がソーシャルゲームに挑戦、新たな舞台への意気込みを語る | GameBusiness.jp

稲船敬二氏がソーシャルゲームに挑戦、新たな舞台への意気込みを語る

昨年末に長年活躍したカプコンを退社、コンセプトとインターセプトという会社を設立し次なる展開へと活動を開始していた、稲船敬二氏。そんな稲船氏の次の舞台は興隆著しいスマートフォンにおけるソーシャルゲームでした。

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昨年末に長年活躍したカプコンを退社、コンセプトとインターセプトという会社を設立し次なる展開へと活動を開始していた、稲船敬二氏。そんな稲船氏の次の舞台は興隆著しいスマートフォンにおけるソーシャルゲームでした。
  • 昨年末に長年活躍したカプコンを退社、コンセプトとインターセプトという会社を設立し次なる展開へと活動を開始していた、稲船敬二氏。そんな稲船氏の次の舞台は興隆著しいスマートフォンにおけるソーシャルゲームでした。
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昨年末に長年活躍したカプコンを退社、コンセプトとインターセプトという会社を設立し次なる展開へと活動を開始していた、稲船敬二氏。そんな稲船氏の次の舞台は興隆著しいスマートフォンにおけるソーシャルゲームでした。

今朝7時過ぎ。日本が起き始める頃、届いた一通のメール。「グリー×インデックス×comcept共同記者発表会のご案内」差出人はグリー広報です。中身を見ると開催日は本日。そして遂に来た「comcept」という文字。胸を踊らせながら会場に向かいました。

会場に集まったのはグリー株式会社 執行役員 マーケティング事業本部長の小竹讃久氏、株式会社インデックス 代表取締役社長 小川善美氏、そして株式会社 comcept 代表取締役 稲船敬二氏という3名です。

グリーの小竹氏は稲船氏を迎えられた喜びを隠しませんでした。「今日は2つの意味で素晴らしい日です。日本屈指のゲームクリエイターである稲船氏がソーシャルゲームを作るということ、そして独立後最初のゲームがグリーに提供されるということです」こう小竹氏は語りました。「稲船氏のようなクリエイターがソーシャルゲームを作るとどうなるのか。そしてそのゲームを1億人以上のユーザーに届けられる日をとても楽しみにしています」

インデックスの小川氏も同様です。「稲船さんがカプコンを辞められたと聞いて、もしかすると一緒に仕事ができるのではないかという淡い期待がありました。お会いする機会を頂いて、思いの丈を語ったら、意外なほどスマートフォンやソーシャルゲームに興味津々でした。このデバイスは非常に大きな可能性を秘めています。稲船さんの力を借りて世界を目指したいと思います」。フィーチャーフォンでビジネスを展開してきたインデックスは今、ゲームに大きく舵を切っています。

そして稲船氏は「急なお誘いにも関わらず多くの方に来ていただいて・・・」と感謝を示しながら、「僕らは今までコンソールゲームというソーシャルゲームとは異なるゲームを作ってきました。自分なりにゲームという物を理解したつもりでしたが、ここ数年、グリーさんがソーシャルゲームという新しい潮流を世界に広めています。当然それは僕らもチャレンジしなくてはなりません。様々な企画を考えている際にインデックスの小川社長から声をかけていただき、感謝しています」

■稲船氏が考えるこれからのソーシャルゲーム

稲船氏はこれまでのソーシャルゲームについて「気軽さ〜いつでもどこでも」「ソーシャル性〜ユルいつながり」「バイラル性〜情報の広がり」という良さがあり、これは今後も伸ばしていく必要があると言います。その一方で、これらを強化する一つとして、エンターテインメント性、魅力的なキャラクター性、背景にあるストーリー設定、ならではの操作感、体感性、といったこれまでのゲーム作りで培ったノウハウも生かせるのではないかと稲船氏は言います。

comceptとインデックスが共同で開発を進める『Dr★モモの島』はそうした稲船氏のソーシャルゲームに対する考えを込めた作品となります。「新参者ですから、僕が考えるソーシャルゲームをぶつけるようなスタンスになります」(稲船氏)、そうしたことから「必ずしも正解であるとは考えないが、連作という形を取り試行錯誤を繰り返して成功に導きたい」ということでした。10月頃に第一弾として『Dr★モモの島』をリリースした後、11〜12月に第2作、1〜2月に第3作をリリースというタイムスケジュールが示されていました。

『Dr★モモの島』について詳しい内容は明らかにされませんでしたが、「すごく不思議な世界を作ろうと思っている」(稲船)とのこと。不思議な生物や不思議な島を舞台に、天才少女のDr★モモが活躍するゲームになるようです。

公開されたイラストには可愛らしいキャラクターとしてDr★モモが描かれています。稲船氏がカプコンで後半に手がけた作品群としは様相が異なるものですが、その点に関しては「実は稲船は子供向けゲームから血の噴き出るゲームまで色々なゲームを作ってきた男です。そして怖いゲームを作るからといって子供向けを辞めたわけでもありません。そういう意味では自然なゲームになっていると思います」(稲船氏)とのことでした。

グリーのスマートフォンプラットフォームで登場する日を待ちわびたいですね。

■活躍の舞台はソーシャルゲームだけじゃない

稲船氏はソーシャルゲームの開発期間の短さも気に入っているようです。「制作期間が数ヶ月ということは、連作でどんどんユーザーの反応を得ながら変えていけるということ。新しいものにもチャレンジしやすい」と語ります。「24年前に大手ゲームメーカーに入ったとき、主戦場はファミコンでした。ファミコンの開発は今のソーシャルゲームに似ていて、数ヶ月で1本作り、3年も在籍すれば10本作りました、という人がいました。でも今のゲーム業界は3年経っても1本も世に出てない、ということがザラ。1本のゲームを仕上げるという経験値を中々得られない状況になっている」と危機感を示しました。

さらに基本無料であることで競争が激しく切磋琢磨が行われる状況であることも意気に感じているようです。「基本無料ということは乗り換えるコストがないということです。ダメなゲームに絶対ユーザーは付かない。そういう世界なのはやり甲斐がありそうです」さらに技術的な制約は苦にならないと言います。「ファミコンやスーパーファミコンの時代も制約だらけでした。でも、そこで創意工夫して面白いゲームを作るのが楽しいんです。それに人気のゲームも分解してみれば遊びはシンプルだったりします。シンプルで楽しいものを目指したいと思っています」

また、個人として新しいことに挑戦しないことの怖さも語りました。「稲船がソーシャルゲームで失敗したと言われるんじゃないかと怖くなることもあります。ネットの書き込みも気になりますしね。でも恐れていても仕方ないんです。当選者が発表された後で"あの宝くじ、買っとけば良かった"と言ってもカッコ悪いだけなんで。やらないで後悔する方が怖いですね」

そして最後に今後の活動については「ソーシャルゲームだけやるんじゃないかと勘違いされますが、子供向けゲームを辞めてゾンビゲームを作ったわけじゃありませんので、コンソールをやらない訳ではありません。新しいコンソールゲームをやりつつ、ソーシャルゲームというチャレンジをしたい。チャレンジしがいがあり、とても楽しくゲーム作りが出来ています。どんどんいいゲームを作れるように日々精進したいと思います」とのこと。独立した稲船氏の今後から目が離せません。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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