KDDIは6月10日に、ウェブマネーを完全子会社とすることを目的として、公開買付けを実施すると発表しました。ウェブマネーの親会社であるフェイスは、現在26,899株、43.16%を所有していますが、KDDIとの間で、所有する普通株式のすべてについて公開買付けに応募する旨の公開買付応募契約を同日に締結したとのことです。また、ウェブマネーの取締役のうち、フェイスの持分法適用関連会社である日本コロムビアの取締役を兼任している吉田眞市氏および阿部敏則氏は、利益相反の疑い回避の観点から、今回のフェイスの決定には参加していないとのことです。KDDIは、音楽・映像・電子書籍・ゲームなどのいろいろなコンテンツやサービスを、ユーザが求める利用シーン(マルチユース)で、携帯電話、FTTH、CATV、WiMAXやWi-Fi等を有機的に結んだネットワーク(マルチネットワーク)により、スマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末やPC等あらゆるデバイス(マルチデバイス)で利用できることを目指すという事業戦略を掲げています。今回の買収は、その共通利用可能なプラットフォームのなかで、便利で安心な決済サービスも重要であると考えて、その拡充のためとしています。一方フェイスは、今年1月より、ウェブマネーの新たなパートナーを検討するために、株式の譲渡を複数の買付候補者に打診していました。この結果、ウェブマネーを完全子会社化して、KDDIのグループ会社にするという戦略が浮上したとのことです。今後KDDIは、電子マネーとキャリア決済サービスを一体化するとともに、auショップで電子マネーを販売したり、送金事業に連携したりといったサービスを検討するとしています。
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