スマートフォンでのソーシャルゲームを目的に設立されたポットタップ・・・「ソーシャル、日本の挑戦者たち」第15回 ポットタップ前編 | GameBusiness.jp

スマートフォンでのソーシャルゲームを目的に設立されたポットタップ・・・「ソーシャル、日本の挑戦者たち」第15回 ポットタップ前編

「ソーシャル、日本の挑戦者たち」たち。今回はサイバーエージェントグループでスマートフォン向けのソーシャルゲーム開発を目的に昨年10月に設立されたポットタップの道村弥生社長に登場していただきます。

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「ソーシャル、日本の挑戦者たち」たち。今回はサイバーエージェントグループでスマートフォン向けのソーシャルゲーム開発を目的に昨年10月に設立されたポットタップの道村弥生社長に登場していただきます。
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「ソーシャル、日本の挑戦者たち」たち。今回はサイバーエージェントグループでスマートフォン向けのソーシャルゲーム開発を目的に昨年10月に設立されたポットタップの道村弥生社長に登場していただきます。



―――まずは、設立の経緯を教えてください。

サイバーエージェントの中で役員がチーム対抗で事業プレゼンをする「あした会議」という場があって、その中の1チームとして幾つか事業案を出すんです。その1つの案として、自分はスマートフォン向けでソーシャルゲーム事業をやりたいという話を出し、人事案として「社長をやらせてほしい」といったのがことの発端でした。

―――事業内容を詳しく教えてください。

スマートフォン向けのソーシャルゲーム・アプリ事業という形です。iPhone、Androidというスマートフォン端末に対して、単なるアプリではなくソーシャルゲームをしっかり出していきます。今はGREEさん、DeNAさん含めて、無料ゲームからのアイテム課金が主力事業となっていますが、今後ガラケーからスマートフォンにユーザーが流れていけばスマートフォンの市場も必ずそうなっていくと思うので、しっかりと運用で収益が立つモデルを考えていきたいと思っています。

―――設立されてからまだ短期間ですが、状況はいかがですか?

今のところはまだ何もリリースはしていないので何とも言えないんですけど、第一弾アプリは外注なんですがいいパートナーさんにも巡り合えて、開発自体はすごく順調です。デモとかが上がってきているので、あとはどこまでゲーム性を追求するかというところと時間の勝負といった感じで進んでいます。

―――第一弾はいつごろを予定していますか?

第一弾は1月末です。月末には申請したいなと思っています。あとはAppleさんの承認次第ですね。

―――今後の社内体制、人員計画はどうお考えですか?

今はプロデューサーとエンジニアが数名しか中にいないので、引き続きエンジニアやデザイナーの採用をしていきたいと思っています。

今期でいくと、1〜3月でエンジニア・デザイナー含めて2、3人増やしたいなと考えています。年度内には十数名くらいまで増やしたいです。ただ、むやみに増やしたくはないので本当にいい人がいれば、といった感じですね。

―――基本的には内製化を考えているのですか?

そうですね、内製です。

―――スマートフォンのマーケットはどうなるとお考えですか?

Android自体は確実に2013年にはガラケーとひっくり返っていると思いますが、今の段階ではまだ課金の決済サービスやOSの更新に携帯端末が追いついていないので、そこはSAP側からすると非常に苦しい部分ですね。特に弊社はアイテム課金で収益を立てるモデルなので、まだダウンロード課金しかないAndroidではまだ厳しいかなと。ただ、3月くらいまでには、各プラットホームも各キャリアの決済についても整ってくるはずなので、今はどのタイミングでAndroid向けのアプリを出すか思案中ですね。

Androidの方が自由が利くので、きちんと整ってくればもう少し大きな市場になると思います。今のフェーズだと読みづらいところではありますね。

あとは、今はスマートフォン向けの事業に絞っているのですが、AndroidのOSとなると恐らくスマートフォンだけじゃなくても、例えばGoogleTVなどといったものなど、市場はもっともっと大きくなると思います。

―――今後のスマートフォンアプリの主流はどうなると見ていますか?

まさにソーシャルゲームがくると思ってこの事業をやっているので、当然そこはありますね。海外では確実にそういった流れがきていて、まだダウンロード型のゲームが多いですが、徐々にシミュレーションゲームがランキングに入ってきています。また、この何ヶ月かの間でも日本国内でのランキングでもそういったソーシャルゲームが入ってきているので、確実にくるだろうなと考えています。

―――今後の戦略として、直近3ヵ月と1年後はどういったイメージを持っていますか?

今の計画上だと、クォーターにアプリを2本ずつ、1年間に8本と立ててはいます。基本的にソーシャルを使ったユーザー間の連携を上手く駆使して飽きさせないゲームを出していきたいと思っていますが、1アプリの開発に3〜4ヵ月かかってしまうので開発のラインを何本持つかというところも重要ですし、ラインの本数次第ではクォーターに何本出せるかも変わってきますね。あとはいいプロデューサーがいればそれだけ開発スケジュールも早く立ちますよね。

―――ポットタップの売りや強みについてどうお考えですか?

優秀な人材がいて、自分たちが市場を作っているという想いを持っている人が集まってくれているのがベストだと思います。今までに無いものをいかに生んでいくか、ですね。

今は海外に先手を取られてしまっている部分も多いと思いますが、日本のコンテンツは昔から海外でも評価されていますし、海外のものと比較してもDeNAなどのゲームアイテム課金のARPUはかなり高かったりします。日本ならではの丁寧さとコンテンツに対する愛情がかかれば、確実に海外よりはレベルが上がるのではないかと思います。

―――海外のお話が出ましたが、海外展開に関してはどういうイメージですか?

直近では考えていませんが、しっかりと会社の中で企画力と開発力が高まっていければ、海外の方がユーザーも多いので、そちらを主軸になることはあると思います。今で言うと、日本語版・英語版両方出していくという感じですかね。

―――サイバーエージェントグループでの利点や、グループ内での差別化はどういった形で捉えられていますか?

差別化という点では、自分が女なので、女性がもっと楽しめるようなゲームとかは感性的にも一番出しやすいかなと考えています。

グループでの利点はやはり、情報共有ではないでしょうか。各社がそれぞれ専門特化していち子会社としてやっている中で、それぞれの強みを互いにシェアしあって協力しながら競争しあい切磋琢磨できることですね。日報ですとか、オフィスも近いので何か面白いものや参考になるものを日頃から共有できます。あと、売上も毎日ランキング形式でメールが流れてくるのですが、早くそこに乗らないと!と思いますね。

―――今後のスマートフォンアプリのビジョンについてお考えを聞かせてください。

今はスマートフォンアプリはゲームが主流じゃないですか。エンターテイメントというところでユーザーを惹きつけていると思いますが、ゆくゆく日本国民がみんなスマートフォンを持ち始めた時に、また新しい市場ができてくると個人的には思います。その時のために、今きちんと下積みをしているという構想ではあります。きっと新しく教育なりインフラなり物流なり、ゲーム以外の産業も出てくると思いますね。

―――各種ツールにソーシャルな要素を盛り込むなど、ライフスタイルに密接に絡むようなアプリは考えていますか?

今の段階では考えてはいないんですけども、そういうのがあってもすごくいいと思います。今は個人で使っているアプリばかりで他との繋がりは薄いので、そういった要素があればもっと継続性のあるアプリが増えてくるのではないかと思いますね。そこが弱いというよりは、入れればもっと長続きするのにといった感じですね。

やっぱり人との繋がりがあるからこそ継続するじゃないですか。今後ゲーム以外の市場も変わっていくかもしれないというのはそういう意味で、これだけいろんなSNSがAPIを公開していてそこが自由に使えるようになれば、違う形でソーシャルという繋がりを生かせるものができてくると思います。

■著者紹介

株式会社HatchUp 八反田智和
1980年鹿児島県生まれ。慶応義塾大学卒。楽天リサーチ、外資広告代理店でのインタラクティブプロデューサーを経験した後、2009年より、ソーシャルゲーム業界に入る。WEB系人材会社営業(ソーシャル担当)を経て、2010年よりソーシャル企業支援会社HatchUpを設立、現在に至る。ソーシャル系イベント【STR】およびブログ(http://socialtoprunners.jp/)を運営している。
《八反田智和》

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