アンリアル・エンジンはモバイル端末へ・・・エピック・ゲームズ・ジャパン「Unreal Japan News」第8回 | GameBusiness.jp

アンリアル・エンジンはモバイル端末へ・・・エピック・ゲームズ・ジャパン「Unreal Japan News」第8回

■アンリアル・エンジンはモバイル端末へ〜アンリアル・テクノロジー・ニュース

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■アンリアル・エンジンはモバイル端末へ〜アンリアル・テクノロジー・ニュース

「アンリアル・テクノロジー・ニュース」では、アンリアル・エンジンを使用しているライセンシーの魅力的なタイトルを毎回ご紹介していますが、今回はちょっと趣向を変えてみます。アンリアル・エンジン3が最高レベルのモバイルゲーム用エンジンとなったこと、そしてアンリアル・エンジン3によってモバイルゲームの世界が大きく変わりつつあることについてお話しましょう。

2010年9月1日、Epic Gamesはアップルのスペシャルイベントに参加し、我々の最初のiOSデバイス向けタイトル『プロジェクト・ソード』と、アンリアル・エンジン3がiOSをサポートすることを発表しました。まだご覧になっていない方は、是非YouTubeで「Apple Special Event Project Sword」を検索してみてください。

スペシャルイベント当日、iTunes AppストアではiOS用無料ダウンロードアプリ、『エピック・ツィタデル』もリリースされました。『エピック・ツィタデル』では、『プロジェクト・ソード』の舞台となる都市の中を探検することが出来ますが、もっと重要なのは「今後の超大作モバイルゲーム」がどんなものになるのか、その片鱗が見られることです。

『エピック・ツィタデル』の中では、これまでモバイルゲーム機では見られなかったような圧倒的なビジュアルエフェクトの数々 〜バンプ・オフセット・マッピング、ノーマル・マッピング、テクスチャーとペインテッド・ウェイト・マップのブレンド、グローバル・イルミネーション、テクスチャーマスクを利用したダイナミック・スペキュラー・ライティング等々〜 を体験できます。

リリースから10日間で、『エピック・ツィタデル』は100万件以上のダウンロードを記録しました。メディアからは次のような反応が上がっています。

・モバイルゲームでこんなグラフィックが見られるとは、夢にも思わなかった。
・Epic Gamesは、美麗な中世の城を探検するゲームデモで人々の目を釘付けにした。
・凄すぎて言葉にできない。私のiPhone 3GSが突然携帯型Xbox360になったようだ。
・今すぐAppストアから『エピック・ツィタデル』をダウンロードするんだ。本当に言葉を失う・・・嘘じゃない。
・iPhoneやiPod touch用のゲームなんて、ひどいグラフィックのミニゲームばっかり・・・なんて思っていると、Epic Gamesの新作『プロジェクト・ソード』に度肝を抜かれることになる。
・これで全てが変わったという不思議な感覚だ。いや、真剣な話。

最後の2つのコメントは、我々がここしばらく考えていたことを正に代弁しています。モバイルゲーミングは急速に変化しつつある、ということです。スペシャルイベントで、アップルのスティーブ・ジョブズはApple TVについて話す中で、こんなコメントをしました。「今やHD(高解像度)にまつわる変革は完了したといっていい。HDが勝利したのだ。皆がHDを欲している。」 言い得て妙ですが、我々はジョブズの言うこの気持ちはモバイルゲームにもそのまま当てはまると思っています。決して2Dゲームが無くなるという意味ではありませんが、UE3を利用したモバイルゲームが増えるにつれ、3Dゲームには更にハイレベルなグラフィックと迫真性が要求されるようになるでしょう。

『プロジェクト・ソード』や『エピック・ツィタデル』のようなアプリを実際に手にするまでは、iOSデバイスにどれくらいのパワーがあるのか、どれくらい魅力的な3D体験を提供できるのか、具体的なイメージを持っている人はいませんでした。しかし一度体験してしまえば、同じレベルのものがもっと欲しくなるのはとても自然なことです。

我々は、そんな体験をユーザーに提供しようとする開発者を支援する準備が出来ました。我々の技術を活用した新たなレベルの開発にご興味をお持ちの開発者の皆さん、是非エピック・ゲームズ・ジャパンにご連絡ください(http://www.epicgamesjapan.com)。もちろん、アンリアル・エンジン3はPCやゲームコンソールでも動作します。

・・・そして、UDKもモバイルゲームをサポートします。

公開以来、UDKは今までに35万件以上ダウンロードいただいていますが、近日中にiOSに対応したUDKをリリースする予定です。ご興味のある方は、お気軽にエピック・ゲームズ・ジャパンまでご連絡ください。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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